2009年9月9日

やる気とその成果

息子が今朝、「木曜日の休みの日にもスクールに通いたい!」と言いだした。所属のチームが週3回の練習でスクールが週に1回、唯一木曜日が休みの日なんだけどその日も練習がしたいとな。土日も試合が入ってくるんで本当に休みなし。前から過度な練習は関節にも悪影響を及ぼすし、単一の価値観の場所にそんなに長くいるのは反対なのであっさり却下。

サッカーのみならず何でも言えるけど、「やれば上手くなる」ってのは少年スポーツで陥りがちな幻想かと。適度な練習量がどれ位かは難しい所だと思うんだけど、多くて週に3回1~2時間、マスタリー系のボールタッチさえ毎日10分位やっておけば後はそれで十分。熱心な親御さんはうちが良く練習していると聞いて、自分達もそれ位やらなければダメなのか?練習量が絶対的に不足しているんじゃないか?とよく質問されるけどそんな事は無く、毎回集中してサッカーに取り組めているかの方がむしろ重要。

サッカーは習慣のスポーツと前に書いたけど、サッカー以外にも小学生のころに体験しておきたい事はたくさんある。色々な分野で得意な子がいて、不得意な子がいる。色々な遊びを通じてサッカーは不得意だけど野球が得意な子と遊んだり、スポーツはダメだけどゲームはむちゃくちゃ上手な子と遊んだりする経験も必ず必要。「サッカーが上手か下手か」だけの基準にどっぷり浸かると、まるでそれが出来ない子が何も出来ない子の様な考え方になってしまう。

「サッカー上手くなりたいなら国語とか工作とか一生懸命やった方が良いよ!色々自由な事を考えてたくさん試せばサッカーも自然に上手くなるよ。」と良く子供たちに話すけど、サッカーは球蹴りの技術だけではどうにもならんのでせっかくの一日は自由に遊んでほしい所。コーチをやっている関係上、所属チームは休めないしスクールも頑張って入ったので休みたくない。そんな環境に置いておいてこんなこと言うのは矛盾しているんだけど。しかし、子供のやる気ってのは凄いね、教わる事が多々あります。

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