サッカーは良く習慣のスポーツだと言われるが、本当にそうだなーと思う。他の競技に比べて自由度が高く、自主的に選択しなければいけない事が多く、足で扱うので失敗も多い事から言われる言葉なんだと理解している。
サッカーの技術を教えることは難しくはないが、それを試合でのびのびと発揮できるか?そのいわゆる「センス」とも形容されるべき問題については、意外と指導者が教える事は簡単ではないと感じる。家庭内で問題を抱えている子や良く叱る親、いちいち子供に干渉する親の子供は概して素直にその実力を発揮出来ずに悩む子が多く、こちらで練習中に内的動機付け(やる気)を促してその場は良いプレーをしてもその次はまたダメになったりして。
チームに試合中、子供を凄く叱る親がいる。その子はどう見ても委縮してもう何が何やらわからずオロオロしているのだけどそれがまたもどかしいみたいでさらに叱る。「なにやってるの?」「もっと前に行きなさい!」まー、言ってる事はわからないでも無いしその親もスポーツで成功体験があるので、自分はそうやって厳しい中で指導されてきた経験から言っているのだろうとも推察する。が、試合中はただでさえ緊張しているのにそんなこと言われたら過緊張でどうにもならん。自分は基本的に練習中は厳しいけど試合中はネガティブな事は基本言わない。褒めごろす!褒めて褒めて褒めまくる!!保護者の方が「どこが良いのかさっぱりわからないわー」なんて言う位褒めまくる。
で、その子の実力は全然劣っている方では無かったのだけど、自信を無くしてしまったのか他の子との差がついてきてしまっていた。他の子は褒めまくられて調子に乗って天狗状態なので覚えるのも早い、失敗しても挑戦した事を褒めれば怖がらずに何でもやる様になる。幸い、大多数の保護者の方は自分の意図?を理解してくれているのであまり叱らずに「まー、なんて天狗になってるんでしょ」位の意識でまったり見てくれている。
先週末、久し振りにその家の親が観戦に来ていた、内心「また委縮するかなー」なんて思ってなるべくテンションを上げていたら大違い、べた褒め応援に変わっていた。その子は失敗も多かったけどのびのびと積極的にプレーしていた。何か嬉しかったけど、何があったのやら。 きっと家に帰って親と楽しく今日のプレーを話したらまたさらにやる気が出るんだろうな。
基本的に日本人は褒め下手、褒められ下手、謙遜の社会。他の親に良いプレーを言っても「うちの子は全然下手ですよー」とか「○○君に比べたら全然だわー」とか。でも実は誰よりも我が子が褒められるのを待っていたりする(笑)普通に「有難うござます、私も頑張ってると思います!」って言ってあげたらいいのに。言う事を守る、人の言う事はしっかり聞く、成功したらしっかり褒める。そんな家庭の習慣もサッカーが上達する秘訣なんだろうな。何かうまくまとまらないのでまた機会があったら書こうかな。
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