2009年9月30日

MacBook Touchですか。



ただし、iPhoneよりも一回り高い販売価格となる予定で、最小構成モデルは799ドルから発売されるんだとか。まぁ、スタンドにセットして、ワイヤレスキーボード&マウスとリンクするデスクトップスタイルで活用するなんて荒技も使えそうですけど、この設定価格でのリリースは微妙な反響にもなりそうですよね..

円高が続けば8万切るのね・・・でもちょっと高いなぁ。
Gizmodo からリーク現る。年内完成来年2月に発売となー!でも9.6インチはでかくないかな?見た感じB5ノートが10インチ前後の液晶なので、フットプリントはそれくらいなのかな。Let'sのRシリーズくらいだったらちょうど良いのか・・・個人的にはCourierの方が好みなんだけど。UIはAppleの方が確実に良い(というかiPodTouchのでかい版なんだよね)資産がそのまま活かせるし大画面の恩恵は計り知れないであろう。エンターテイメントに優れたMaBbookTouchとビジネスにシフトしているCourierって感じ?

後はスタンドをどうするか?まさか本当に大きいTouchで出してくるのかな?平面ひざ置きだったら覗き見されまくるよね。そこら辺をAppleらしくスタイリッシュに解決してくれたら間違いなく買いだね。対してCourierは7インチだけど二つ折りなんで厚さや重さは結構あるだろうな。排熱も気になるところだし。しかしOSによるけど汎用性に優れているのはCourierか。うーん、もう少し詳細スペックが知りたいぞなもし・・・

2009年9月29日

父が息子に残すもの息子が父に贈るもの―子育てサッカー光と影



世にいる全てのお父さんコーチに捧ぐ!そんな感じのサッカー子育て奮戦記ですね。何が驚いたかって舞台である札幌の厳しい自然環境。普通にサッカーが出来ない土地でも工夫して息子と二人三脚で教え、学ぶ小学校時代は素直に感嘆するばかりです。物語は大学生になるまでを淡々と紡ぐのですがやはり蜜月時代であった小学校時代が活き活きと書かれているのが印象的でした。そしてその後の苦悩と悩み、上のレベルを体験するにつれ今まで出来ていた事が難しくなっていく事への不安、そういった事も考えさせられました。

まだまだインターネットも普及しておらず、指導法も色々と模索していた頃だと思いますので、自身がサッカーは未経験にも関わらずチームのコーチを引き受けて指導を行うのは並大抵の事ではないと思います。その熱意と結果が出た事の喜びに感動させられます。

翻って現在ではいささか情報過多な部分もあり、指導法も果たしてどれが良いのやら。いずれは確実に自分も通る道、興味深く拝読させていただきました。色々な著書やHPにもありますが上のレベルに行くにつれ様々な悩みに直面しますね。今が一番良い時期なんだろうなー(笑)

2009年9月28日

感染列島 パンデミック・イブ



新型インフルも流行っているので何気なく借りた一冊。これは・・・出だしから緊迫感あふれる展開で好感が持てたが、それが続いたのは最初の5ページ位まででした。だって、その伏線が結局謎解きでも何でもないまま終盤にあっさり解決しちゃうし、感染列島とか言いつつインフルエンザの脅威をうたいながら全然テンポ良くないし、結局は日本を揺るがす大事件が親子間の私怨かよ!みたいな感じで説得力ないし。説明文は教科書みたいでいたずらに専門的で長いし!

はっきり言って駄作。読み続けるのが苦痛で相当斜め読みで端折ってしまいました。

2009年9月27日

あるキング



伊坂幸太郎作品最新作。野球と言う題材は別にどうでも良くてサッカーでも何でもありだったのかな。ある天才の超人的な活躍をそれを取り巻き翻弄されていく人たちの視点も交えて書いた本・・・ 元ネタはシェークスピアみたいなんだが僕にはわかりません。

読後感はあまり良くないしすっきりもしないけど、それはそれでこの作品の位置づけなんだろうなと、伊坂幸太郎が書いたんじゃなければ全く評価に値しない本だと思うので読んだ後はやっぱ売れっ子はすげえなと。これでもある意味許されちゃうんだから。好きなアーティストのアルバムで何と無く好きになれない曲があるけどそんな一冊でした。

まー、作家さんに限らず作り手には非常に厳しい世の中でございまして、才能を枯渇させて使い捨てになるサイクルの中にあってはこういう自分が書きたいんだから書くみたいなのがあっても良いかな。読む順番が決められるのならこれから読まないほうがいいよ。魔王とかゴールデンスランパーとかとも違うし新しい一面なのかな。

しかし、王求は一体何者だったんだろ? 王とは定められたもので努力してなるものではないと言うのは何となくわかるのだがその後の輪廻の話と自分の中で上手く繋がらないなー。

2009年9月25日

Microsoft Courier




さまざまな製品についての情報を提供するブログ・メディアGizmodoが9月22日に報じたところによると、「Courier」と呼ばれるこのデバイスは、7インチのスクリーンを2つ搭載し、従来のタブレット型デバイスよりも本に近い。ディスプレイには、マルチタッチ機能が搭載されており、本体にカメラも内蔵しているという。
Gizmodoによると、Courierは現在「後期試作」段階に入っており、開発はPioneer Studiosが担当しているという。Pioneer Studiosは、XboxやZune、Windows Mobileなどを統括するエンターテインメント&デバイス部門の傘下にある。

で、Youtubeの画像がコチラ

いよいよゲイツ様がアップを始めました。先日のMacの発表時に心待ちにしていたタブレット型端末が満を持してMicrosoftから発表されそうですよ!!その名もCourier!今更タッチペンかよとかでかすぎなんじゃないのとか言っちゃいけません。はっきり言って期待大!年末にAppleとの激突が予想されますね。すでにiPhoneを持っている自分としては親和性の面ではiTabletに期待なのですが、スクリーンが9.7インチと半端にでかいのでちょっと悩ましいところです。その点Courierは7インチのデュアルスクリーンとお手ごろサイズ?非常に意欲的な作品です。考えてみればXboxもZuneもWindowsMobileも廃れてるんじゃ?なんて心配は無用!だよね。この画像見るからに7~8万位に収まってくれれば買うんだけど微妙かなぁ。

自宅にもPCが一台欲しいなと思っていたのでその席にすっぽり座る事が出来るのか!何だかモバイルガジェット好きにはたまらない時代になってきましたね。

すんごいコンセプトが微妙です。


遅ればせながらNetWalkerの実機を触ってきました。Ubuntu搭載でUSBポートがあって起動が軽く持ち運びやすいのがウリだそうですが。 キーボードがダメすぎる。これで商品化とかありえない!W-ZERO3やAdesもなかなかに微妙な打ち心地でしたが、これはさらにダメ。キー配列も癖があるけど打鍵感が気持ち悪い。なんだこれ・・・あらゆる長所が束になってかかってもこれだけで見送り決定!これは20000円以下になっても買わない。真ん中に丸いボタン?があってその外側がヘニャヘニャなんで 正確に真ん中を押さないと取りこぼす。慣れとか言う問題じゃない、これならキーボードをその丸いボタン型にしたほうがマシ。

打っててイライラするってのはなかなかない体験。色んなデバイスを使っているとそれぞれ打ち心地は違うので勝手に慣れるまでは辛抱強く使うほうなんだけど、そういう範疇を超えてるね、SHARPさんは何でこんな商品を出しちゃったのかな・・・ 時期的に微妙だから見切り発車したんだろうか。ものづくり大国日本の行く先に不安を感じさせる、そんな警鐘を鳴らす意味での名機になってしまいそう(汗)

2009年9月24日

ゴールを決めさせてあげると言う事

先日他チームの関係者の方と話した時にその方が「全員サッカーで勝った」旨を喜んでいました。よくよく聞いてみると、普段得点が決められない子にボールを集めて得点の喜びを分かち合おうと。それで見事その子は得点できたようで、それを「全員サッカー」と形容していた。

語弊があるかもしれないし、その方の言いたい事もそれだけではないと思うんだけど、そういう考え方には凄く違和感を感じる。ゴールは「自分で決めるもの」であって「決めさせてもらうもの」では決してない。実力が劣る子をトップにおいて奮起を促すのは自分もやるが、かといってその子にパスを集めろなんて指示は出さないし、他の子が決めている中でその子が無得点ならばそれは仕方の無いことだと思う(得点を切に願うが)こういう行為ってサッカーとかやっている子供たち(相手も含めて)逆にバカにする行為にならないのかな?少なくとも俺は対戦相手が自チームに対してそういう行為をしてきたら悲しい気持ちになるけどな。それならばバカスカ点決めてくだせぇって感じになっちゃう。

フランスW杯だったかな?クロアチアのシュケルが得点王がかかっていて、3位決定戦の時に仲間がメチャメチャボールを集めていた。結果はもう忘れたけどその行為とは根本的に違う気がする。

その子の親はチームの心遣いに心底ジーンとするのだろうか?得点を決めた後に「みんなにお礼を言いなさい」とか言ってないだろうか?その子はみんなの思いやりと言うか哀れみを受けて得点した事が成功体験になりうるのだろうか?子供たちはそれを「友情」と思うのだろうか。だとしたらそれは勘違いだと思う。チームワークとは個人の様々なスキルの優劣はあったにせよ基本的に平等な中で育まれるものだと思っている。

ゴールに対する責任感と実行力が無ければどんなゴールも生まれないし価値が無い。その子がその成功体験に奮起してやる気が出て練習態度がみちがえる程変わったら効果があったという事になるのかもしれないけど、その手段はとらなくてもいくらでも代返案はあると思う。色々考えさせられます。

誤審




えー、ジャスティスさんと家本さんの活躍を書いた名著!ではありません・・・

最初から重い!田舎の誠実だが貧しい出稼ぎ農家の父親が冤罪で逮捕され、一家が崩壊、長女が自殺、次女が失踪、3女は真相を知らないまま殺人犯の娘と言う事を隠し看護婦になる。結婚するも真相がばれ離婚、父親の冤罪は晴れ無罪が確定するも母親が死去。その後父親も死去。失意の主人公は担当する緩和ケアの担当患者である真犯人との出会いにより、長女が殺人者の親という苦痛のみで自殺したわけでなく更に真犯人の教師に性的暴行を加えられていた事が判明・・・

その後、残った遺族(3女・4男)と数々の性的被害を受けた被害者が末期がんにより自由が利かない性的倒錯者である犯人を自らの誘惑により犯罪者である事を確信、その後執拗にその他の何人もの被害者とともに犯人を虐待?していくと言うお話。結局真犯人は別にいてこれもまた「誤審」である訳なんですが、十分に加害者の一人なので違和感はそんなにありませんでした。願わくばここにもう一ひねり出来たら更にタイトルの持つ言葉に意義が生まれたかも。つーかこれミステリーじゃなくてホラーですよ。話が深いし怖い。犯罪者とわかってからの展開がまさかこうなるとは!って感じ。読後感もあまり良くないし。人々の心に横たわる闇の恐ろしさを書いたドロドロ本、宮部みゆきっぽいのか。

食事前に読むのはあまりお勧めしません(笑)でもこの人の作品はまた読んでみたいな。

ルパンの消息



横山秀夫の幻の処女作だそうな。この人の小説はほとんど読んでるけど警察モノ書かせたら最強。ルパン作戦という高校生が編み出したテスト盗難作戦から3億円事件と殺人事件が絡んでくるという若い頃しか書けない力技なストーリー・・・

作品自体は特にこれって言う所は無い、つーか無理がありすぎでしょ。警察の駆け引きは相変わらず面白いんだけどね。いくつもの名作からこれ見ちゃうとダメってだけで順番の問題だと思うんだけどね。

死してなお君を


何となく借りてみた。タイトルのベタさに負けたか・・・ 3部構成になっていて、それぞれの視点が違う作品。第一部が主人公とヒロインとの愛、そして別れ(やくざとの抗争であっさりヒロイン死んじゃいます)第2部が主人公を追う刑事と巨悪を暴く検察の攻防、第3部がまとめ?

読後感は悪くないんだけど、この人主人公は実はどうでも良くて検察がらみの話が書きたかっただけじゃないかなと。バイオレンスとサスペンスは第一部のみで後は主人公かなりグダグダだし。最後の岸川を襲うところも思考的に追い詰められたというより警察に見つかったから感ありありだし、そういえば第一部のやくざとの抗争も偶発的な感あり。主人公とヒロインの運命的な出会いも弱い・・・ 会っただけでお互いそこまで愛し合うのか?戦後の時代背景とか雑多な感じは伝わってくるので、余計に人間描写のご都合主義的なところが目に付いてしまう。

読み終わって調べてわかったんだけど、この本は現在出版されてないそうです。文中にも出てくる実在の記者が書いたノンフィクションを文中に織り交ぜて大胆に加筆しているらしい。意欲的な試みだけど著作権の問題でアウトみたい。

そうやって考えるといくつかの不自然な点が納得できる。全体的に硬派で読み応えはあるだけに残念・・・

2009年9月22日

日本人はなぜシュートを打たないのか?



 以前読んだのだが印象に残っていなかったのでもう一度読んでみた。読んでみてなぜ印象に残っていないのかがわかった・・・「なぜシュートを打たないのか?」に対する明確な解が無いのだ。読んでいる途中でそれを思い出してそれから読むのが苦痛になってしまった(笑)

この人の戦評は興味深いんだけどいかんせん文章が変、文章が変と言うか書き方が変。原稿用紙2枚分位なら何とか読めるんだけど文庫サイズだとね、しかも話の大半が自分の留学中のアマチュア体験がほとんどで、言ってることはわかるんだけどこれなら自身のコーチング体験から日本の選手をもっと引き合いに出して書いて欲しかった。その方がシンパシーも得られると思うのだけど、コーチの体験も読売クラブ時代のラモスとジョージ与那城ってどんだけ古いのかと!!

少なくともタイトルに期待して買った人は残念な思いを持つでしょう、俺?もう読まないかな・・・

2009年9月19日

テクニックはあるが、サッカーが下手な日本人

 

えー、ようやく読み終えました。というかもったいなくてゆっくり読んでたってのもあるかな。早速読み返しています。このブログでも何回も書いているPTP理論(戦術的ピリオダイゼーション理論)に出会うまで、その理論の詳細が書かれています。知的な野心家の書く文章はすばらしいです。なんか倉敷さんの実況を文章にするとこんな感じになるのかな?って印象です。村松さんの素晴らしい所は自分の知り合ったこの理論の正しさの定義づけが押し付けでないところ、しっかりとメリットとデメリットを考えた上で「日本人に最も適した戦術の一つ」という考え方で説明しているので説得力が違います。

確かにサッカーを一つ一つの要素に分けて教えることが常態化していた自分等には、目からうろこな部分が多々ありました。ただし、著書にもあるように、最も優れた練習方法は「ストリートサッカー」である事はどの指導者も納得すると思います、ドイツだったか練習は指導者が口を出さずにずっとストリートサッカーをやらせている。という国もありますし、世界各国がストリートサッカーが減少した事が現在の子供たちのプレーの創造性の欠如、技術の低下に繋がっていると分析しています。そのストリートサッカーにより近い練習法だと思えばそんなに難しい話ではないのかもしれません。

「カオスでありフラクタル」「コンセトプトとサブコンセプト」確かに理論だけあって刺激的で難解な言葉が散りばめられていますが、要は「子供たちに楽しく効率的に本当のサッカーを教えようよ」と言う感じなんだなと理解しました。確かに要素還元的なトレーニングは低学年ほど嫌がりますからね。

ただし、全面的にPTP理論的トレーニングのみで練習して最大効率が得られるかというと正直疑問符がつくのも事実です、フットボールはフットボールをで上手になるとは言えそれはクローズドスキルを軽視する方向にはならないかと。専門的なボールさばきはやはり実戦で使用する前に反復の練習が繰り返し必要となりますし、その他要素還元的なトレーニングは必須になってくるかと。クローズド2割、PTP的トレーニング4割、ゲーム4割くらいの比率で今後のトレーニングを行ってみようかなと。

ネタばれになるので省きますが、文末の一言にグッと来ました。同年代にこれほど日本サッカーを愛してゼロから模索しながら築き上げた人間がいる事に尊敬の念を覚えます 。これからも村松さんの動向に目が離せませんね。しっかし、これ読んでビデオ見てブログ見てバルサスクールに我が子を入校させない自信が無い(笑)

2009年9月18日

ゴールデンエイジとバイオ年齢


最近、父兄によく聞かれる言葉「ゴールデンエイジ」今更説明も必要ないだろうがスキャモンさんの成長曲線曰く

上図のように少年期は、神経系の発達が著しく、5~6歳で成熟期のほぼ80%、12歳ではほぼ100%に達してしまいま す。そして張り巡らされた神経経路はなかなか消えないという特徴を持っています。「1度自転車に乗れるようになったら何年間も乗っていなくてもすぐにまた 乗れる」「子供の頃覚えた遊び(コマやあやとり等)は大人になっても忘れない」のはそのためです。このさまざまな神経回路が形成されていく大切な時期のう ち、特に9歳~12歳頃の年代は「ゴールデンエイジ」と呼ばれ、サッカー以外のスポーツでも重要視されています。

んで、このプレゴールデンエイジやゴールデンエイジなどの説明で必ず入れて欲しいのが「バイオ年齢」という概念。バイオ年齢は単純な年齢ではなく、個人差によってプラスマイナス4歳ほどの個人差があるということ。これを考えないと幼少のころにダメだった子はずっとダメだ。という結論に達してしまう。今現在4年生で体が小さくて動けない子でも一学年下の子達とミックスで練習させると途端に輝くプレーをしたりする。早生まれなどの問題もあるだろうし、一概にゴールデンエイジは何歳から何歳とか決め付けてしまうのはどうかなーと思う。 上下4歳って行ったらほとんどこの理論が成り立たなくなる位の年齢なんでアレなんだろうけどなー。みんな他人を気にして一喜一憂してるけど、早熟な子や体が大きい子は今の時点で強いのは当たり前、おまけにこの時期は精神的な部分も大きくて自己顕示欲が強く負けん気の強い子ほど活躍する傾向にある。

もちろん、ゴールデンエイジの効果を無視している訳ではないし、それだからこそ息子と特訓なんかしてるバカ親な訳であるんだけど、あまりに過剰に意識する必要はないんじゃないかと、小学生のころにスーパーだった子が高校生まで残るほうが珍しかったりするし、小学校1年生で恐るべし才能の子が4年生で追いつかれたりするのも見る。逆に中学生になってから開花する子もいるしね。個人的には中学3年生の時点が目安かな。フィジカルにも差がなくなってくるし。長い道のりだな(笑)

2009年9月17日

PTP理論の疑問覚書-1

・PTP理論はチームコンセプト(戦術)がしっかりしていないと構築できない。何故ならサッカーとはカオスな状況の中で行われるもので、その際にしっかりとした指標がないと様々な状況に対応できないから。

☆チーム戦術は小学生の時点で必要なのか?選抜してチームを作れるようなチームばかりではないし、年代によって個人の特色も変わってくるので長所を伸ばすならその年代により戦術も変わってくるはず。無理なはめ込みになって個人の長所をスポイルする結果にならないのか?

☆バルサは下部組織からトップ組織まで一貫した戦術が構築されているので(トップダウンだから)問題ないがFCBEscola福岡は小学生までの育成である。そこにバルサの理論を適用しても中学生のときに困らないか?4種登録をして週末ごとに練習が出来ない状況では確認のしようが無いし、極端な色づけは登録した選手が自分のチームに戻った際に障壁となりえないか?

恐らくそこまで踏み込んだ練習ではなくスキルアップの練習が主になるのでしょうね、チーム戦術ありきのPTP理論と試合の無い(少ない)FCBEscola福岡では根幹が違うのですし。しかし知れば知るほど新たな発見や疑問が頭を渦巻きますね・・・ 面白い!

9月19日追記
育成年代のPTPはチーム戦術をコンセプト化するのではなくサッカーの普遍的な事象を教えていくことで十分機能すると記述がありました。最後まで読んでみて非常にすっきりするとともに漠然とした不安も消えました。

FCBEscolaの運営方針に関しては村松さんのBlogに回答が書いてあります。あまりにタイムリーなんでびっくりしましたが、通わせている保護者の方はもちろんそこら辺が一番気になるところですし当然の結論かもしれません。曰く、週末の試合を基本としたトレーニングが出来ない以上どこを基準にしたら良いのか村松さんも悩んだそうですが、より楽しさを教えることに重点を置くことに沿って運営していくこと、週末の試合が無いので練習の日に「試合の週」を設ける事によってトレーニングメニューの成果を確認していくそうですね。ここら辺は私たちよりも当事者の方々の苦労が大変だろうと思います。うちのチームと定期的に試合してくれたら良いのに(笑)

情熱サッカー主義


言わずと知れた将軍様 名将小嶺監督の半生を書いた本です。読んだ感想は・・・圧巻ですね。サッカーに対する熱量が半端じゃない、流石は長崎の公立高校を名だたる名門と並び、追い越すレベルにまで押し上げた方ですね。読んでいるうちに俺も会社辞めてマイクロバスで全国をサッカー行脚したくなってしまいました(笑)しかし、言い方は悪いけど一人の公務員にここまで優遇してあげる長崎県って凄いな・・・とも思いました。現在はVファーレン長崎の件で久しぶりにお見かけしましたがまだまだ意気盛んといった所でしょうか。

しかし、この本1500円するハードカバーなんですけど、中身がスカスカ。結構本は早く読める性質なんだけど1時間くらいで読み終わってしまった・・・ 西日本新聞社から出ているあたりに何か腹黒い陰謀を考えて穿ってしまうのは俺だけ?AMAZONのレビュー見たら「国見発 サッカーで『人』を育てる(日本放送出版協会)」の焼き直しみたいに書かれてましたね。真偽はさておきお金の流れ方ってあるし大人の世界から誕生した本なのでしょう。

個人的には買うのは微妙だけど読んだら間違いなく感銘する本、国見サッカーに対して持っていたイメージが明らかに変わりました。しかし、この表紙もうちょっと何とかならなかったのかな(笑)

2009年9月16日

4級審判の悲哀

コーチのお仕事に欠かせないのが審判。もちろん主審も副審もやります。3級審判の資格も取得しようかなーなんて思っているわけですが今日は審判のお話。決まりには厳格な国民性の日本人ですが、子供の審判となると話が違ってきます。オフサイドもわからず砂遊びを始めてしまうような子供たちにサッカーをやらせるとルールなんて適用していたら前に進みません。なるべく楽しくプレーを中断させる事無く進めることを第一義にレフェリングするわけですが、なかなか微妙なのが3年生くらいの年代。オフサイドも理解してきて、反則を上手にアピールする子やルーズボールに対しての不満がちらほら見えてくるお年頃です。

保護者の応援も加熱してくるのがこの年代、それまでは勝負にこだわらなかった親御さんもルールをおぼろげに覚えてきたりします。先週の試合の際に3年生のリーグ戦の審判をしました。かなり熱い父親が一名いらっしゃいまして、味方チームの応援に声を枯らしております。基本的に熱い人は好きなので「熱心だなー」くらいの感じでレフェリングしていたのですが、試合が事の他接戦になりまして、その父親のボルテージも最高潮に達しようとしております。そこで味方チームの攻撃でペナルティーエリア内で蹴りあいになり、強烈なシュート!それを相手チームの選手が危機回避のために顔面に来たボールをとっさに手で弾いてしまいました。まー、プロではあり得ない行動であり一発レッドでもおかしくないんですが、子供の場合意図的にハンドすると言う行為はほとんど無く、危機回避か条件反射になります。条件反射で届かないボールを手で取ってしまった場合や弾いてしまった場合はハンドですが、危機回避で体の正面に来たボールに触る(というか防御する)行為はハンドには当たらないと解釈しています。

「あらー、手で弾いたけど故意のハンドじゃないね」と思って流そうとしたところ、その父親が「ハンド!ハンド!!」と叫ぶ!!手で触った子供半べそ!!味方チームの動きが止まる!!うーん、カオスとフラクタルが混在してます。「ノーファールだよ、続けよう!!」と言ったら敵チームの子がポーンとクリアしました。そうなると収まらないのがその父親、「何でハンドじゃないんだよ、審判!!」とお叫びになりました。まー、試合後に説明でもしようかなと思っていましたが、その後の応援が明らかに棘がある(笑)

試合終了後に本部に戻ったら、そのチームのコーチが「すみません、ちゃんと説明しておきますね」と言われたんでお任せしましたがちょっと考えさせられましたね。思えば自分も日本代表やアビスパなど思い入れのあるチームの応援をしている時は、灰色だったら都合の良いように解釈してしまうもの。好きであればあるほどその灰色は様々な色に変化します。その父親も自分の子供やチームが好きだからつい出てしまったのでしょうが、相手チームの子供の気持ちを考えるとやっぱり自重して欲しいところです。

そんな気持ちで今回の川崎-鹿島戦の岡田ジャスティスさんの裁定を見ると見方が変わるかもしれません。雷雨ではなく降雨のための中止だとしても。どっちのチームも、Jリーグ側も困ってしまう迷裁定だったとしても・・・ それは無いか?

2009年9月15日

戦術的ピリオダイゼーション理論

あの名将モウリーニョも取り入れているサッカー理論。村松さんの講習ビデオを少しずつ見ながらネットで検索なぞをしていると何となーく全体像が見えてくる。「フットボールのカオスフラクタル が存在するトレーニング」「フッボールはフッボールを通してしか上手くならない」全くその通りだと思うし納得できるんだけど話が戦術的な話になってくるとちょっと違和感が出てくる。一般的な今までの指導法では、小学生のころはとにかくボールタッチ。ドリブルなどの個人技術を高めていくことが育成の第一義だという考え方が大半を占めているのだけど、そこで戦術的な側面からもっとアプローチしていくのもありじゃないか。小学校低学年のような育成年代にもチーム戦術を取り入れてしっかりとしたサッカーを身につけよう。

***

えー、ここまで書いていてなんですが、ずばり育成の年代に関してのPTP的な考え方がずばり書いてありました(汗)おまけにこの箇所にも個の育成においてのPTP的な考え方が言及してあります。えーーーー・・・ おっしゃるとおりです!!(笑)どうも自分はこの理論の持つ一つの面に対して過剰な反応をしていたようですね。確かに個の育成を重視する年代であってもサッカーの本質というのは変わりません。攻守の切り替えなどは自分も毎日の練習で一番言っている事で「攻撃の始まり」と「守備の始まり」はあっても「攻撃と守備のおわり」は審判の笛が鳴るまで無いんだよ。と伝えています。個の育成を重視してしっかり運べるようにする事と、サッカーの基本的な原則を踏まえた攻守の切り替えがありしっかり考える練習は相反しないのでしょう。

もう少しこの理論を勉強してから書いたほうが良いな、忙しさを言い訳にせずに本もしっかり読んでしまおう。うかつに書くと恥かきそうだ(笑)

2009年9月14日

新聞の行く道とは?

i.asahi.comが新しくなってる。
日経新聞や産経新聞に続き、大手新聞社がPDAやスマートフォン向けサイトを開設してるのだけど、この流れにはいまいち疑問符がつく。本来の紙媒体の強みである一覧性や色々な記事が読めると言うメリットは小さい画面のPDA等とは本来全く真逆の性質のものであり、どんなにUIを解りやすくしたとしてもそのデメリットはいかんともし難い。

それよりも使いなれたRSSリーダー等で自分の関心のある記事を読み込んでおいて、ローカルで眺めて行く方がよっぽど効率が良いのではないか?更に致命的な欠点とも言えるのが課金体系が確立していないと言う事で、いくら投資してもこれを見て朝日新聞やその他新聞を購読する理由になるかと言えばやっぱり疑問符がつく。部数の下落が止まらない所で打った対策なのだろうが、インターネットによって速報性の失われた新聞自体に価値が失われている昨今で、それに対する明確な解が無い限りはどれだけネットコンテンツを充実させても答えにはならないんじゃないかなー。

これからの新聞に求められる、生き残るために必要なものとは何なのだろう?決してこんな陳腐なサイト作りではないと思うのだけど。自分自身は何となく紙をぼんやり眺めるのが好きなので昔からずっと購読しているんだけどね。

2009年9月12日

悲しい結末

世界選手権女子800メートルで優勝したキャスター・セメンヤ(18=南アフリカ)が、男女両方の生殖器を持つ、両性具有であることが判明したと、11日付のオーストラリア紙シドニー・モーニング・ヘラルド(電子版)が報じた。 

えー、先日の圧勝ぶりはあまりに衝撃的でしたがやはり男性ホルモンの過多だったようですね。しかし、何と言う悲劇的な結末なのかと思います。不謹慎ですがこれなら女性と偽って男性が走っていた方が良かったかな。セメンヤさんの今後を考えると何とも悲しい事だと思います。今まで生きてきて信じてきた性が否定されるのですから。性同一障害の様にギャップに気付き苦しむのももちろん悲劇的ですが、こちらは科学の力で無理やり証明されてしまう、しかも全世界に向けての報道で。こんなショッキングな出来事は出来れば平和裏に上手く発表できなかったのかと思います。歓喜から悲劇へ。せめてセメンヤさんが元気に立ち直るのを願います。

2009年9月11日

FCBEscola福岡

自分の住んでいる地域のほど近くに9月1日に開講したFCBEscolaが俄然注目を浴びています。世界一のチームの指導が受けられるのはとても素晴らしい事だし、若年層の技術の底上げは福岡、ひいては九州全体として有益でしょう。が、ここにきてちょっと加熱過ぎなんじゃないの?と思われる現象が起こってます。知人に聞いたところこのスクールに通わせるために引っ越しを考えている人とかいるらしい・・・ 昨日久しぶりに話した知人も子供がサッカーをやっているのだが、春日市に住んでいるらしくみんな競って入団しているとか。

別にケチをつける訳ではないんだけど、ちょっと気になる事があって。指導者自体はとても素晴らしい方々だとは思うがスクール生多すぎじゃないか?と。日本で初めて開校したのでトップの指導者は素晴らしいとは思うんだけど その他のスタッフは時給800円のバイト君だし(全員そうじゃないとは思うけど)、FCBEscolaは日本各地に展開する予定らしいからその内バイト君だらけになっちゃいそうな気もして。コーチングメソッドってのは練習法を真似ればそれで良いわけでは無くて、しっかりとした理論に基づく一貫した声掛けが無いと効果は半減してしまうのでないのかなーなんて思ったり。

お約束だけど入会にはスクールキットで31500円、月謝が12000円とか。別に慈善事業でやれとも言って無いので採算は取らないといけないし金額の高低は払う人がその対価で決めれば良いとは思うのだけど、開校してしてすぐに既定路線の様にスクール生追加募集!とかやってると、最初は品薄感を出して消費者の飢餓感を煽り、その後増産して行くお約束の商法を彷彿とさせますね。

村松さんの本は愛読しているし、こういう考え方が広まったら良いなと思っているだけにスケープゴートにされて客寄せパンダ的になるのも悲しい所、さてさて、どんな感じで運営して行くのかしばらくは目が離せませんね。

2009年9月10日

教えたい病

自分も含めて、お父さんコーチが必ずかかる病気。それが「教えたい病」自分が日々覚えて行く様々な事柄を早く実践したくて、しかも早く効果が知りたくてかかる病気。指導経験者はかなりの高確率で発病する恐れあり。

この病気の性質が悪い所は、自信の指導ポリシーが確立されていないのに文献やまた聞きで効果を盲信していまうので、ある日はスペイン人になってバルサのトレーニングメソッドをといてみたり、ある日はオランダ人になってアヤックスの指導法をといてみたりと多国籍化してしまう事。この病気に効果的な対症療法は確立されておらず、日本各地の素直なお子様から被害の声が続出しているとの事。

 指導の本場では「教えない」事が一番だなんて禅問答みたいな結論に達する国もあってその病気の混迷ぶりはますばかりである。

・・・気を付けよう(笑)

ボクらの蹴活


タイトルに興味があったので読んでみました、現Jリーガーや各国代表クラスの少年時代を書いた本です。内容は・・・ みんなやっぱり凄いんだなと。ほぼ全員が「夢をあきらめるな!」とか「自分がただ好きだから!」みたいに締めているあたりに出版社の陰謀を感じるのは汚い大人だけなのでしょう(笑)

実際の中身として、その選手の生い立ちの紹介ページと言うしか無く、まー自然に上手い奴がプロになるんだなと。でもやっぱり年代別で代表になっている子でもフル代表まで生き残れるのはごく僅かだし、中学生年代まではわからないもんだなとは思った。もちろん基礎は大事だけれど。良く考えたら、子供の成功体験は子供が見れば良いのであって、俺が見たいのは子供の親の成功・失敗体験なのに今さら気づいて半べそなのでした。(笑)

2009年9月9日

やる気とその成果

息子が今朝、「木曜日の休みの日にもスクールに通いたい!」と言いだした。所属のチームが週3回の練習でスクールが週に1回、唯一木曜日が休みの日なんだけどその日も練習がしたいとな。土日も試合が入ってくるんで本当に休みなし。前から過度な練習は関節にも悪影響を及ぼすし、単一の価値観の場所にそんなに長くいるのは反対なのであっさり却下。

サッカーのみならず何でも言えるけど、「やれば上手くなる」ってのは少年スポーツで陥りがちな幻想かと。適度な練習量がどれ位かは難しい所だと思うんだけど、多くて週に3回1~2時間、マスタリー系のボールタッチさえ毎日10分位やっておけば後はそれで十分。熱心な親御さんはうちが良く練習していると聞いて、自分達もそれ位やらなければダメなのか?練習量が絶対的に不足しているんじゃないか?とよく質問されるけどそんな事は無く、毎回集中してサッカーに取り組めているかの方がむしろ重要。

サッカーは習慣のスポーツと前に書いたけど、サッカー以外にも小学生のころに体験しておきたい事はたくさんある。色々な分野で得意な子がいて、不得意な子がいる。色々な遊びを通じてサッカーは不得意だけど野球が得意な子と遊んだり、スポーツはダメだけどゲームはむちゃくちゃ上手な子と遊んだりする経験も必ず必要。「サッカーが上手か下手か」だけの基準にどっぷり浸かると、まるでそれが出来ない子が何も出来ない子の様な考え方になってしまう。

「サッカー上手くなりたいなら国語とか工作とか一生懸命やった方が良いよ!色々自由な事を考えてたくさん試せばサッカーも自然に上手くなるよ。」と良く子供たちに話すけど、サッカーは球蹴りの技術だけではどうにもならんのでせっかくの一日は自由に遊んでほしい所。コーチをやっている関係上、所属チームは休めないしスクールも頑張って入ったので休みたくない。そんな環境に置いておいてこんなこと言うのは矛盾しているんだけど。しかし、子供のやる気ってのは凄いね、教わる事が多々あります。

2009年9月8日

1対1が上手な子

ドリブルのやり方を指導していると、足技は上手なのに抜けない子がいる。その子のドリブルを見ていると、「自分とボール」の関係に終始していて「敵」の存在が希薄だったりする。1対1は足技によるフェイントが使えればそりゃ効果的なんだけど、それよりも大事なのは「敵との間合い」に尽きると思う。ボールが勝手に自分から離れて行く訳は無いので、極論を言ってしまえば相手から一番遠い所にボールを置いてドリブルをすればボールは取られない。「抜く」事に必死な子は自分から相手に飛び込んでいってしまうので思うつぼ、相手は動かなくてもボールが向こうから来るって事になる。相手のバランスが崩れていてこちらが有利な状況では仕掛けていけば良いんだけど、相手が万全な状態でそこに飛び込んでいってもなかなかチャンスにはならない。そういう時はフェイントで崩しにかかり、出来ない子はしっかり体を半身にして足の裏でボールを転がしながらターンもしくはそのまま突破を狙う事になる。

1対1でももちろん言えるんだけど、相手とのルーズボールの争奪戦で一番大事なのはボールを取りに行く事では無く、まず相手の動きを体全体でブロックする事。体全体なんでもちろん手(腕)も使って相手を押しだして自分が有利なポジションにしてから次にボールを奪いに行く。あまり低学年の頃にこれを全面に押し出すとパンチしたりする子が出てくる両刃の剣だったりするのだが(笑)

この過程を上手に教えたくて何か良い方法が無いか試行錯誤しているんだよなー。何か良い方法は無いものか・・・

太陽のチカラ

 
アクセサリメーカーNovothinkが、ライセンス品として初のiPhone用ソーラー充電ジャケット Surgeを発表しました。いわゆるバッテリージャケット製品の背中にソーラーパネルを備えたもので、晴天下に二時間分の充電で3Gなら約30分の通話が 可能です。 内蔵バッテリーはiPhone 3G本体内蔵の約1.2倍にあたる1500mAh 3.7V。底部分にはミニUSBポートがあり、同期のほか直接充電もできる「ハイブリッド」設計を謳っています。
さりげなくストラップ ホールがあること、全8色のカラバリも売り。ソーラーパネルの下にあるのは充電ステータスを表す4つのLED列と確認ボタン。iPod touch 2G対応版はすでに販売中、カメラレンズを塞がないiPhone 3G / 3GS 対応版は「いつもと違う冬」に備えて11月発売予定。価格はUS$ 70くらい。 
うーむ、欲しい。70ドルだと代理店通したら9800円とかで販売になるのかな・・・
iPhone使ってて、自分の使用法だと会社と自宅の往復で追加バッテリの必要性は感じてないんだけど、精神的な安定が得られるような気がする。太陽の力で充電するってのも何だかそそるじゃねぇか!まーでも曇りや雨の日の事とかこれ以上でかくなったら敵わんとか色々あるんだけれど。しかも充電する時って太陽光の下でiPhone放置とか別の意味で心配な気もする(笑)液晶面下にして置くのも抵抗あるしなー。むー、惜しくも落選ってところかな・・・

2009年9月7日

大事なもの

土日と低学年の試合を引率して来ました。ドリドリ小僧たちの活躍で満足の2日間。結果は勝ったり負けたりでしたが「ボールと自分」との関係に気付き始めている子や「ボールと自分と敵」との関係に気付き始めている子、まちまちですがうまく自発的に気づいてもらうように上手に出来ているこの動きを再現したりして指導していきました。この後「ボールと自分と敵と味方」に気づく子がいれば3年生では上出来なんだけど・・・ ちょっと難しいかな。個人技が上手な子たちが多くてそれが一番の楽しみになっているので、ここはちょっと延長して華麗なパスワークに屈伏するまで行ってみようかと。それまでに下準備として動きながらのトラップの精度を上げて行こう。

で、4年生の大会も同時にあったのだけど、4年生は技術的なスキルが高く、パスも器用にこなすチームなんだけど、どうにも仲良し過ぎて勝利に対する執着があまり見られなかった。それが今回のカップ戦でおしくも決勝で負け、悔し涙を流したそうな・・・ 今までは負けても笑っていて、仲良しでやるサッカーで良いのだろうなと思っていたけど。これから4年生の飛躍も期待できそうな嬉しい予感。楽しくても勝負にはこだわらないと真のチームワークは生まれてこないはず。これからの活躍に期待!!

2009年9月4日

機会平等と結果平等

良く言われる「スタメン問題」に対する考え。スポーツに対する考え方にも関わってくるんだけど、要は「上手な子下手な子関係なく均等に試合に出場させるか」「上手な子は多く、下手な子は少なく出場させるか」という話。

本来、スポーツのみならずどんな物にも勝敗は必ずと言っていいほど付きまとう。そこで努力した物が勝者であり負けた者は敗者である。そんな事は誰に言われなくてもわかってるんだけど、それを少年サッカーに当てはめるかどうか?

基本的に、大多数の人たちは結果平等をはっきり求めてはいないと思う。上手な子は上手になる為に努力しているのも知っているし、地域のスポーツ少年団は月謝も安いので託児所位の気持ちや、とりあえず何かやらせとこうかなとか、仲の良いお友達が入ってるからとか様々な動機で入ってくるから個人のモチベーションもはっきり分かれてくる。その中で結果平等を追い求めると、逆の意味で不公平感が出てくるから。

ただし、機会平等にも程度があると思う。見ていて悲しくなるのが試合終了間際の1分前位に出場する選手がいる事、見るからにお情けで指導者が機会平等だよ、みんな出場させているよと言いたいが為に起こる。各チーム様々な事情があるんだと思うが、まさかプロチームの様にロスタイムの時間稼ぎに選手交代をしている訳でもあるまい。その子は残り一分で何をやれと言うのか。サッカーが上達する為に一番必要なのは良質な練習ではなく実戦経験に尽きると思う。試合に出ることこそが上達の近道であり。そこで課題が出て、それを練習で克服する事で学習する意欲や成功体験による自信が出てくるのだと。

この加減は非常に難しい所だが、自分はポジションも含めて固定にはせずなるべく均等になるように出していく。するとどうしても端数?が出るのでそこに努力している子を当てはめて行く。結局、どの様な形にしても完全にみんなが満足する形はとれないが、仮にそれで負けたとしても どうという事は無いと思う。勝利がチームにもたらす喜びは大きいけど、負けて得る事もまた同じように大きいと思うから、大切なのはその後の一人一人への問いかけなんだと思う。

行き過ぎた「偽機会平等」によって出場機会が少ない子はさらに上達するチャンスを奪われまた練習にも意欲が出なくなる悪循環に陥る。嫌いな物が上手になる訳はない、まず好きにさせないといけないのだと強く感じるところ。

先日の試合で、今日のテーマは新しく入ってきた子に自信をつけさせる事と位置づけ、集中的に多く出場させた、努力する子達だが流石に1・2年生から始めた子に比べるとボールタッチも甘くドリブルも上手ではない。しかし、全試合終わってみると全員得点を上げる事ができ非常に嬉しそうだった。いつもは試合に多めに出ている子たちも一生懸命応援していて嬉しかった。これからも色々あると思うけどこの気持ちをみんな持ち続けて欲しいなと思う。

今週末は土曜日が1・2年生の試合、日曜日が3年生の試合、果たしてどんな珍プレーが出る事やら。

2009年9月3日

便利なんだけど。

昨日のアビスパのゴールシーンをYoutubeで確認。お手軽だし便利なんでもちろん素晴らしい事だと思うんだけど、ここまでデジタル化されて著作権が曖昧になってくると廻り回って困る人たちも随分いるんだろうなぁと。昔からサッカーのCMとか好きでちょいちょい集めてたりして、そういうのは宣伝目当てなんで作り手も広告主も視聴者側もみんな喜ぶ関係が出来ると思うんだけど、結局それを悪用してずるしちゃう人間がいる訳だよね。もちろん自分も含めての話になってしまうんだけど。

アニメとか今週やった番組はすかさずアップされていて、これって違法なんじゃないの?なんて思ったり。ちょっと違うけど音楽なんてもっとひどくて一人買った人間がそれをコピーしてみんなで回しちゃったり。もしくは一人も買わずにDLしちゃったり。ゲームでもそれが出来て、みんな買ってすぐに転売したんで売れなかったゲームがあるとか。昔からそういうのはあったんだけど、ここまでお手軽に出来ちゃう社会になっちゃうとクリエイティブな人達はどうやって食べて行けば良いんだ?なんて本気で心配する。

自分が青春(笑)だった頃はCDとかビシバシ買ってたし、世にもミリオンセラーとかダブルミリオンなんて言葉が飛び交ってた。ゲームとかみんな買うのが当たり前だったし。思えばその頃からNapsterが世の中に出始めたけど回線も細かったし何より敷居が高かったので使っている人間なんて極少数だった。それから色々なP2Pソフトが出始め回線もどんどん太くなりHDDの値段も下がりいつの間にやらカジュアルに?違法ソフトが手に入る手法が確立され、最近は正規で買う人が馬鹿を見るような風潮に。

ガチガチの規制は無い方が良いんだけど、作り手がしっかり食えなくなっちゃう様になったら結局損をするのは消費者や、後世に残る文化な訳で。偉そうなこと言ってるけど何か上手な解決策はないもんかな。

2009年9月2日

WindowsMobile6.5は10月

WM6.5が10月発表とな。Willcomも発表予定らしい。
京ぽんに衝撃を受けて初代Zero3、Adesと使い続けたので愛着はあるんだけどな・・・
正直な話全く期待していない自分がいたりして。

ネクストレベルに行け

なんてCMが少し前にありました。あれ結構好きで試合前に息子に見せたりするんだけれど。
最近の子供のサッカー指導は、自分が子供の頃と比較してものすごいレベルにあると感じる今日この頃。

自分の子供の頃は週末の土日がサッカーの練習だった、平日に練習なんて考えた事もなく、のんきに近所の公園でみんな集まってサッカーをしていた。夏休みも平和なものでサッカー漬けだった記憶はあるが、それは自分が好きでやっていた記憶でしか無い。まだJリーグももちろん無く、夢は日本代表!と言ってはいたけどその為にどうすれば良いかなんて考えもしなかった。日産対読売以外の試合は客がほとんどいなくて、球団関係者がチケットをくれて「これあげるから友達呼んできて」なんてシャレみたいな話もあった位。

転じて今の子供たちのサッカーの進化は凄まじいものがあり、息子も3年生にして自分の6年生位のテクを軽々と披露している、夢をつかむための道順もはっきりしていてJリーガーになる為には大体これ位のレベルにいれば大丈夫なんて指針もある。高度に競技化が進み専門性が増した近代サッカーでは、才能があっても中学生からサッカーを始めたのでは遅い。身に付けるべき基礎技術の習得は早ければ早いほど有利で個人的には5年生くらいから始めたのではダメなのではないかとの印象すらある。もちろん例外はあるんだろうが極々希少なケースに限ると思う。

そこでやはり感じるのが「身代りアスリート」という言葉。自戒してはいるが自主的に息子がサッカーを好きになったとはいえ、親が喜ぶ事を子供は自然とするもの、自主的というか半洗脳といった方が正しいのだろう(笑)週末はほぼサッカー漬けで会話もサッカー中心。その様なサッカー一家が子供の燃え尽き症候群と共に崩壊するなんて話も良く聞く。自分の子供の頃の何倍もの努力をして技術を習得し、低学年の頃からセレクションの結果で一喜一憂する。それは果たして健全な姿と言えるのだろうか?息子の意欲が続くまでは頑張ろうとは思うがくれぐれも自分も気を付けて接しなくてはね。ネクストレベル、終わりなき道はどこへ続いているのやら。

習慣のスポーツ

サッカーは良く習慣のスポーツだと言われるが、本当にそうだなーと思う。他の競技に比べて自由度が高く、自主的に選択しなければいけない事が多く、足で扱うので失敗も多い事から言われる言葉なんだと理解している。

サッカーの技術を教えることは難しくはないが、それを試合でのびのびと発揮できるか?そのいわゆる「センス」とも形容されるべき問題については、意外と指導者が教える事は簡単ではないと感じる。家庭内で問題を抱えている子や良く叱る親、いちいち子供に干渉する親の子供は概して素直にその実力を発揮出来ずに悩む子が多く、こちらで練習中に内的動機付け(やる気)を促してその場は良いプレーをしてもその次はまたダメになったりして。

チームに試合中、子供を凄く叱る親がいる。その子はどう見ても委縮してもう何が何やらわからずオロオロしているのだけどそれがまたもどかしいみたいでさらに叱る。「なにやってるの?」「もっと前に行きなさい!」まー、言ってる事はわからないでも無いしその親もスポーツで成功体験があるので、自分はそうやって厳しい中で指導されてきた経験から言っているのだろうとも推察する。が、試合中はただでさえ緊張しているのにそんなこと言われたら過緊張でどうにもならん。自分は基本的に練習中は厳しいけど試合中はネガティブな事は基本言わない。褒めごろす!褒めて褒めて褒めまくる!!保護者の方が「どこが良いのかさっぱりわからないわー」なんて言う位褒めまくる。

で、その子の実力は全然劣っている方では無かったのだけど、自信を無くしてしまったのか他の子との差がついてきてしまっていた。他の子は褒めまくられて調子に乗って天狗状態なので覚えるのも早い、失敗しても挑戦した事を褒めれば怖がらずに何でもやる様になる。幸い、大多数の保護者の方は自分の意図?を理解してくれているのであまり叱らずに「まー、なんて天狗になってるんでしょ」位の意識でまったり見てくれている。

先週末、久し振りにその家の親が観戦に来ていた、内心「また委縮するかなー」なんて思ってなるべくテンションを上げていたら大違い、べた褒め応援に変わっていた。その子は失敗も多かったけどのびのびと積極的にプレーしていた。何か嬉しかったけど、何があったのやら。 きっと家に帰って親と楽しく今日のプレーを話したらまたさらにやる気が出るんだろうな。

基本的に日本人は褒め下手、褒められ下手、謙遜の社会。他の親に良いプレーを言っても「うちの子は全然下手ですよー」とか「○○君に比べたら全然だわー」とか。でも実は誰よりも我が子が褒められるのを待っていたりする(笑)普通に「有難うござます、私も頑張ってると思います!」って言ってあげたらいいのに。言う事を守る、人の言う事はしっかり聞く、成功したらしっかり褒める。そんな家庭の習慣もサッカーが上達する秘訣なんだろうな。何かうまくまとまらないのでまた機会があったら書こうかな。

2009年9月1日

ダメな指導者バカな親














機会があったので読んでみました。過激なタイトルにドキッとしますが書かれている事は至極まっとうな文章です。読了後気になったのでレビューを見てみましたが、やはり他の方も問題提起のみで解決策に踏み込んでいないもどかしさを感じたようです。

現役の指導者の方ですので、どうしても問題提起された側のチームは「ウチを非難された!」と感情的になる方も多いでしょうし、ちょっと美化しすぎかなーと思う所もあり読み進めているうちに微妙ながっかり感を覚えたのも事実。ともあれ、サッカー少年のいる親御さんは読んでみたら参考になる事が多いと思います。

しかし、ダメな指導者でバカな親って・・・ 俺の事か(笑)

8人制サッカーの功罪

サッカーは通常、11人で行うものです。少年サッカーも例外ではありませんでしたが最近は日本サッカー協会が表に立って8人制サッカーを推奨しています。これからサッカーを始める、もしくは始めた子供たちは8人制で試合をやる事が増えて行くんだろうがその功罪を。

功に関しては今さら言うまでもなく8人制サッカーは一人一人のボールタッチの回数が増えるためより個人能力が大事になってくる。 流石に団子状態になるのは避けられないがより攻撃的でシュートチャンスも飛躍的に増える。これは自分が指導したり審判をしたりしても顕著に見える点。より子供たちがスキルフルになるためには必要な環境だろうと思う。

で、罪の部分。言うまでも無く11人制から8人制になると3人が試合に出るチャンスが減ってしまう。全国のサッカー少年の28%が実に補欠になってしまうと言う訳。その点も実は考えられていて、試合を前半後半で2つに分けるのではなく3クウォーター制にして1・2クウォーター時に総入れ替えを義務付けしようと言う流れがある。つまりは16人が試合に出る事が確約されると言う事。

ここでまた問題になってくるのが、この少子化の折に一学年で16人揃うチームなんてあるのか?という事。しかし、総入れ替えを義務付けないと上手な子たちで8人揃えて補欠が出るのは困る。しかしチームによっては4年生や3年生までも駆り出さなくてはいけない羽目になってしまう。用事のある子や病気・怪我の子が出てくる恐れを考えると20名は登録しておきたいところだろう。するとどうなるか?実力上位の第一クールでの出場者をある程度失点覚悟で実力の劣る子を先に出して、第2クールで相手の実力が大幅に下がった時に実力上位の子たちを出してくるチームも現れるだろう。

そうなるとチームによっての公平感が失われてしまう結果になりかねない。どのルールもそれぞれの特徴があり単純な優劣はつけがたいとは思うのだけど、なかなかに難しい状況だなと思う今日この頃。