本日は練習も試合も無く、レベスタにラグビーを観に行こうか春日陸上競技場にアンクラスの試合を観に行こうか、小郡に高校サッカーを観に行こうか悩んだ挙句・・・ どこも行かず(笑)近くの公園に遊びに行った息子を発見できませんでした。ガックリきて図書館へ。
そこで選んだ本がこちら、ざっくり話すと実母と信じていた母が 死ぬ間際に残した「お前は誘拐・・・」という言葉から始まった自分の出生の疑問、過去の記憶から呼び起こされる恐怖、さらに調べれば調べるほど疑念が深まり・・・、並行して今まで地味な人生を送っていた女性の変死から主人公の誘拐事件の捜査へと複雑な線が絡まり展開していきます。
読んだ感想は、プロットはしっかりしているけど人物の深みが無く、誰が何をしたいのか途中でわからなくなります。書き分けが出来ていないと言うか・・・それでもざっと読み進めていくわけですが、主人公の恋人がまた行動的すぎて何だか興ざめ。こういう小説って展開を進めていく人が必要で、刑事とかの場合は「捜査」があるし本人の場合は「疑念」が有力な動機になり得るんだけど、恋人とかって弱い、付き合って(知り合って)すぐにそこまで危険に身をさらす、その動機が「恋に落ちたから」ってのはどうなのか!いや、否定する訳じゃないんだけど安易に逃げすぎかな。
読み物としては面白いんだけど、誘拐児のタイトルも直球だったな。江戸川乱歩賞と言われるとちょっと厳しい気がする。とりあえず他作も読んでみたい作家と言うところ。読み終わった後に息子が帰ってきて「大冒険してきたよ!」と喜んでおりました。まー、元気に遊ぶのは良い事さ・・・
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