村松さんのブログ「日本はバルサを超えられる」が面白い。FCBEscola福岡が開校して一ヶ月。村松さんの真摯な対応には流石だなー、なんて思いながら楽しく拝見させて頂いている訳だが、やはり保護者の戸惑いも感じられる。自分の知り合いにも何人か通っているのだがその人達の意見も興味深い。
中でも自分の懸念と一致するのが「所属チームではドリブルをしろと言われていて、バルサではそこはパスだと指導されるがどうすれば良いのか子供たちも戸惑っている」という下り。4種登録をしないサッカースクールでは通常、個人スキルの上昇にテーマが当てられる。これはやはり所属チームとの無用な軋轢を避ける目的もある。クーバーコーチングが日本ですんなり受け入れられているのもそれが大きいと、友人に教えてもらい感心した覚えがある。
例えば自分の受持ちの子供がバルサのスクールに通っていて、その子がバルサで覚えてきた事が所属チームではダメだと言われたらその子は、その親はどうするだろう?世にも有名なバルサのトレーニングメソッドに間違いは無いのだろう、ただそれを継続指導出来ないで二つのチームで戸惑い悩むというのは高学年でも心理的に負担だし、低学年の子にいたっては混乱してプレーそのものに精彩が無くなってしまうのではないのかと懸念する。 更に怖いのがその親がバルサのスクールの指導法を盲信して、所属チームの指導法が間違っていると言い出したらどうすれば良いのか。
これに対する明快な解は恐らく無いだろう。願わくばバルサが4種登録出来て、その考え方で試合が出来る環境へ持っていくのがベターなのだと思う。指導法には一長一短があり、これが明確に正しい!というのは恐らく無いが、指導のプロとして一貫した理論を持っている人の方がより好ましいのは自明の理である。昔、アビスパ福岡が4種登録した時に地域のチームとの移籍に関するトラブルが起きて、結局アビスパジュニアユースの4種登録は無くなってしまった。同じような懸念がFCBEscola福岡にもあるのだと思うが。
対立なんて事にはならないと思うが、自分たちにも影響が多くなりそうなこの問題。自分の中でももっと整理して子供たちにとって何が一番よいのか考えなくてはね。
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