2009年10月16日

優先順位

最近、3年生チームの対戦を通して感じる事。指導者がパスサッカーをしたいがあまり子供の選択肢が狭められて窮屈なサッカーになっているチームが散見される。いよいよこの時期に入ってきたのだなーと思う。団子サッカーからは脱却しても良いと思うのだが、要はどうやって団子になっているのか、その仕組み?を子ども自身が気づく前に安易な横パスによって団子から抜け出していくのはいかがなものか?

うまく説明できないのがもどかしいのだが「ドリブルサッカー」と「パスサッカー」を二元論で考えているからバランスがおかしくなってしまうのだと思う。指導者が「パスをしよう!」というと子供は「ドリブルはしちゃダメ」→「パスしかない」と理解する。ここをどうやって効率よく正確に教えていくかで指導者としてのセンスが問われるのではないか。

しっかりトラップの前に周りを確認してスペースを見る習慣をつけさせる、しっかり来たボールを足元ではなく蹴りたい方向に転がせる。ドリブルの際にも一度足元で止めてから動き出すのでは遅い、突破のドリブルではなく キープのドリブルをさせる。足元→足元へのパスは練習では良いかもしれないけど試合の際には必ず餌食にされる。ターンの方向にも気をつけないとダメ。こういった基礎技術の上達無しにパスサッカーなんて意味が薄れる気がするのだけど。

ドリブルで抜く気の無い選手のパスなんて怖くも何ともないし、そんな選手ばかりが効率を求めてパスサッカーするなんて子供は楽しくないと思うんだけどなー。まだまだドリブル至上主義で行きたいけどチームの方針もあるし難しいところ、

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