2009年12月27日

苛めの時間



 井上淳さんの著書、この方の作品は初めて読んだけど・・・面白い!大物政治家の射殺という殺人罪で18年間の服役を経て出所してきた男の復讐劇。過去と現在が複雑に絡まって展開して行くストーリーは最初こそ引っかかったが、読むに従ってどんどん引きずり込まれる展開に。若干ハードボイルド気取りが鼻につく所もあるがそこはご愛嬌。最後まで淀みなく流れるストーリーとあっけないとも言える駆け引きが逆にリアリティを感じさせた。いやー、この人の著作はもっと読みたいな。

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