2009年11月21日

ハング



誉田哲也さんの最新作、いったんは迷宮入りした事件の再捜査にあたった特捜メンバーが捜査終了後犯人の犯行否認と、捜査班の謎の自殺により複雑化していくというもの。

うーん、惜しいな。自白を共用した捜査刑事の自殺に対する憤りの割りに死んだ前後はやけにあっさり進んでいくし、何か薄い、もう少し長編にしてそれぞれをもう少し掘り下げて書かないとテーマの割りに展開がスムーズに進みすぎる。落ちもそれで終わっちゃうのか?って感じだったし。 人がどんどん死んでいくならやっぱりそこまでの人物描写や喪失感を出していかないと・・・

ちなみに今回の犯人は「吊るし屋」でした。グラスホッパーを彷彿とさせますね。最近こういうの流行ってるのかな。

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