2009年11月29日

ホーム最終戦


 
一日曇天ではっきりしない一日、息子にアビスパの戦力外通告の話をすると案の定意気消沈。今日はレベスタは行きたくないそうな。仕方ないね、中払選手が好きで親子サッカーの際のテクニックに感動したり、雁ノ巣でサインをもらった選手も多数。プロの世界は過酷とは言え、そこを理解できる年代でも無いので。

その後息子と恒例の朝練、マスタリー系の練習と左足のシュート。そこに至るまでのボールを引き出して反転の動き、マークを外してそのスペースを有効に生かすには?それぞれの足でトラップするとどのような現象が起きるかを話し合い実践。その後はキャッチボール、左右両方の腕で投げられるように、左手でキャッチボールするとお互いロボットみたいな動きに、その後ゴムボールでフライキャッチゲーム。空間認知能力が上がると良いけどはっきり言ってお遊びレベル、爆笑の中終了。最近、要求が高度になってお互いストレスが溜まる練習が続いたので今日は笑顔で終われるように努める。求めすぎちゃイカン。
 
見に行かないと宣言していた息子、出発する時間丁度に走って帰って来る。「遊びは楽しいけどやっぱり最終戦だし見に行く!」とな、泣かせる奴だぜ。その後VS水戸戦を観戦しにレベスタへ。

今日はアウェーSAでまったり観戦する事にしました。途中で他チームのコーチ数人と出会う。どうやら大量の強制動員がかかっている模様、有料入場者数は3分の1もいないような・・・気がします。試合は3-1の完勝、中払選手と黒部選手が残り5分で出場。早速30秒後にファールを巡る中払劇場、いつもはやれやれ!って感じですが、今回は寂しかった。最後まで全力でボールを追いかけた末の試合終了の笛、今まで本当にお疲れ様でした。その後はセレモニー、選手・スタッフ一同がピッチに出てきますが、微妙にグダグダ感のある歩き方にちょっと残念。一礼も浅いし、そういう態度も含めてプロスポーツなのです。その後恒例の都築社長への大ブーイング&ダンマク。そして篠田監督のコメントに涙。残留して来期も舵取りを任されたわけですが、一度は辞任を覚悟して東京Vへコーチとして向かう話しが出ていた中での一転続投。しかも何人かの候補者との交渉が決裂した上での要請ではプロの世界とは言えどれだけ礼を欠く行為なのかと。一部情報では選手達と共にその過程を説明されたそうです。

そういった状況の中での「クラブは来年も厳しい状況が続きますが、下を向かずに前を向いて一歩一歩進むしかありません」との言葉は胸に響きました。能力を疑問視しての辞任要求やブーイングもありましたが、自分はアビスパ愛にあふれたこの監督を一方的に非難する気にはなれません。批判を承知での続投、この勇気のある決断に来期のアビスパを任せたい。批判する人もアビスパを愛すればこその行動だと思うので、それを批判する気にもなれないのですが・・・ フロント早く誰か後任出てこないかな。

 ともあれ、昇格のプレッシャーが無くなってからのお約束の?好ゲーム続きで喜びの中にも寂しさが募る展開。来期はどこも予算を縮小する傾向の中、効果的な補強が出来るかがやはり躍進の鍵、今年のストーブリーグは移籍制度の改正により比較的安価に補強が行える傾向にあると思います。是非とも新生アビスパで来期は昇格争いに食い込んで欲しい!昇格が目標と言えない辺りが既に寂しい気がするのですが(泣)

あげくの果て



曽根圭介さんの作品、はっきり言って救いの無いホラー短編集、怖かった。2時間くらいでグイグイ読んでしまってお陰で日曜日のさわやかな気分が台無し(笑)リアリティと言う点では今ひとつだけど、細かい設定の粗は抜きにしてとにかく読み進めて欲しい。

いや、この人の作品は面白い、また探して読んでみようっと。

2009年11月28日

終末のフール



伊坂幸太郎さんの作品、一つのテーマ、「人類の滅亡」に直面する仙台市のとある集合住宅を舞台にしたオムニバス、様々な人物が絡み合いながら物語が進む伊坂作品お得意の展開。不条理ながらも過酷な現実を突きつけられたときの心理描写が光ります。

が・・・ 正直何だか薄っぺらというか、作品の登場人物が超然としている感がして今ひとつ感情移入が出来ませんでした。短編だし仕方ないのかな。女性受けしそうな作品、そんな印象。

個人的には「篭城のビール」の最後の一言。これだけで泣けた、伊坂ワールドにはまっちゃってるなー、こういう世界観があるから何だかんだで読んじゃうんだよね。

東福岡vs東海大五

昨日は午前中に1・2年生たちの練習、お昼から高校サッカー福岡県予選の決勝戦を観戦してきました。強豪校同士の対戦でお互いの手の内を知り尽くしているので緊迫した試合展開でしたが、後半のセットプレーをしっかりと物にした東福岡が1-0で勝利。

前半20分くらいまではお互いの好機が交互に訪れていましたが、徐々に中盤を制圧した東福岡ペースに、後半は攻撃に工夫の足りない東海大五にチャンスは訪れませんでした。スコアこそは僅差ですが両校の間には大きな差がありましたね、昨年の筑陽との一戦の方が見てて面白かったかな。

しかし、東福岡は全体的に運動量が足りなかった印象、ポゼッションでは勝っていたものの凡ミスもあり、それが相手の凡ミスによって助けられるような展開が続き、今年の全国制覇へのちょっとした懸念が生まれたのも事実。満身創痍の選手も多かったようですので結果がしっかり出ただけ良しとするのかな。選手達には少しでも良い体調で全国大会に臨んで欲しいものです。

子供たちも楽しく観戦していた様で、狭い局面を2人・3人の細かいパスワークで打開していくプレーに感心しきり。「コーチがなんでパス出したら動こう!」って言うのかわかったよ!と言われてちょっとビビったりして(笑)上手に伝えられてなかったんだな、と反省したり。そんなこんなの楽しい一日でした。

2009年11月26日

Camangi WebStation



Phoneが巨大化? いえいえ、カマンジですよ、カマンジ。Android 1.5搭載のウェブ端末「Camangi WebStation」。
概念実証(POC)のかたちで数ヶ月前から情報は出回っていましたが、やっと来月中旬オンライン限定で399ドル(3万5400円)にて発売開始です。
NTT東のフォトフレームと同じ7インチ(800×480)。ガラスのタッチディスプレイでソフトキーボードもついてます。右にボタンが3個ついてるところまで同じですね。
Wi-Fi接続(802.11 b/g)、GPS(Android 1.6以上じゃないのでGoogle Navigationは使えません)、microSDカードリーダー、カメラは2MPカメラと.3MPのウェブカムをダブル搭載。USB Hostポートには3Gモデムも差し込めます。
1回の充電で5時間使え、サイズはiPhoneの3倍。軽量。後ろにスタンドもついてるので、デジタルフォトフレームにも使えますよ(よし!)

 現状アメリカのみの販売で日本語対応も良く分かりませんがまたもや魅惑の製品が登場。1ドルが88円にまで差し掛かっている現状試してみても面白いかな。どっかが正規代理店になるまで待ちだろうけど。しかしAndroidのお陰で安価にこういう製品が出るのは嬉しいところ。MacBookTouchは来年末なんて噂が出ているのでそれなら試したくなるのが人情と言う感じでしょうか。うーん、しつこいようだけどCourier情報が欲しい、年内には正式にリリースされるのかなぁ。

もはや老害といえないレベルです。

朝から腹抱えて笑った、ゴン中山が横浜FC行くんだって。現監督は編成で揉めて退任決定的とな、後任は岸野さんだ。いや、凄い。運営費3億円削って強化費5000万円浮かすのは立派、財布を締めるのは上手だけど使い方が分かってないでしょ!

一生懸命やっている若手は出番が無くて腐るし、普通のサポーターなら失望するよね。2,000万円使うなら普通に若手の有望株が獲得できるし。おまけにカズゴン用にブラジル人選手獲るんだって。スタメンで出ても交代は絶対にするから戦術的な幅が無くなってしまうしベンチに置いても2人占められたらきつい。GKは必須だから2人しか交代できないのか。あり得ない。

夢と希望を僕らに与えてくれた二人には本当に感謝するけど、それはサポーター目線であって運営するチームが実現させちゃダメだよなー、夢は夢だから良いのに。でも来年レベスタ来たら絶対見に行くけど!(笑)いや、ダメだ、ニヤニヤが止まらない。

チーム戦術の前に

最近、3年生の指導法に悩み中。自分は1・2年生を見ているので担当ではないのだが個人戦術をしっかり教える前にチーム戦術に移行しているので子供たちが混乱している。何故パスしなければいけないのか?局面でパスを選択する事の有効性が理解できていないので、子供たちが窮屈になっている。今の時期はしっかり1対1・2対1・2対2の対処法の違いと体の向き、トラップの位置を教えなければいけないのだが。

持ったらドリブルは基本だと思うのだが、子供たちの中に成長が見られず。持って前進→取られて団子、密集の中保持できずに闇雲にクリア→持って前進の繰り返し。キープのドリブル、突破のドリブルの使い分けが出来ていない。スペースへの危機管理や活用する動きも見られず。そこを矯正するかのようにパスだ!と言っても子供達は理解できない。悩みは深い・・・

2009年11月22日

高校サッカー福岡県予選 準決勝

観戦するために一路レベスタへ。午後から雨が降るとの予報だったので厳寒体制で行きました。

東福岡対筑紫台戦は、何と前半3分でキャプテン篠原選手が退場の憂き目に・・・ 正直これは可哀そうなジャッジ、審判ちょっと意識し過ぎかなと。それでも終わってみれば4-1の完勝、流石でした。しかし、東福岡の左MFは全然走らないのね。お洒落なテクはあるけど片翼潰してまで残すかなーと言うのが正直な感想。どっか足でも痛めてるのかな。

九国対東海大五戦は息詰まる熱戦・・・と言いたいところでしたがちょっと拍子抜け。お互い決定機を逃し続けPKにて東海大五が勝利を収めましたがこれでは東福岡戦は正直厳しいかなと。今年は東福岡は初観戦で東海大五はずっと観戦できていましたが、あまり良くない印象ばかりが残ってしまいました。

それでも決勝は名門同士の戦い、勝負は何が起こるかわかりません。熱戦を期待!それでも東福岡だろうなー・・・

2009年11月21日

ハング



誉田哲也さんの最新作、いったんは迷宮入りした事件の再捜査にあたった特捜メンバーが捜査終了後犯人の犯行否認と、捜査班の謎の自殺により複雑化していくというもの。

うーん、惜しいな。自白を共用した捜査刑事の自殺に対する憤りの割りに死んだ前後はやけにあっさり進んでいくし、何か薄い、もう少し長編にしてそれぞれをもう少し掘り下げて書かないとテーマの割りに展開がスムーズに進みすぎる。落ちもそれで終わっちゃうのか?って感じだったし。 人がどんどん死んでいくならやっぱりそこまでの人物描写や喪失感を出していかないと・・・

ちなみに今回の犯人は「吊るし屋」でした。グラスホッパーを彷彿とさせますね。最近こういうの流行ってるのかな。

2009年11月19日

「スペイン流」でサッカー脳を鍛えろ!



あら買っちゃいました。最近流行のスペイン流指導本、子供たちを早めに組織に慣れさせるのは意識的に抵抗があるのですが、個人戦術を教える際に非常に役立つかなと思い購入。少ししか読んでないけど・・・ こりゃ役に立つな。教えるって事はその子の事を理解してわかりやすく噛み砕いて言わなければいけないんで、こういう風に何故?に明確な解がある本はあり難い。 じっくり読んで勉強します。

パラっと見た限りでは「バルサ流コーチングメソッド」より読み応えがありそう。ちなみにサッカークリニックのデジタル版ってのを発見したんだけどどんな感じなのかな?PDFとかで読めるのなら凄いあり難いんだけど。調べてみよっと。

2009年11月18日

一転残留

公式で篠田監督残留の報が流れました。今の気持ちを素直に言うならば「不安と安堵」と言うところでしょうか。生え抜きの篠田監督をこれで切ってしまうのは感情的に許せないところがあります。が、その反面プロの世界ではやはり結果が全て。このタイミングでの発表はポジティブに考えればその後の準備期間がしっかり取れると言う事ではありますが・・・

今回の発表で、やはり本心では篠田監督以外の方が就任して、監督にはコーチとして修行を積んでもらいたいと言う虫の良い考えが根底にあることを改めて実感しました。とは言え正式発表となったからにはもちろん応援して行きたいと思っております。

今年は経営規模を縮小すると言うことで、これから選手の査定が始まります。厳しい交渉になると思いますが少しでも良い方向に行って欲しいところ。近くの商圏に鳥栖がいて、北九州も上がってくるとスポンサー集めもいっそう厳しくなってきます。個人的には予算縮小も止む無しと思っていたのでしっかり身の丈経営をして昇格の時期を窺って欲しいところです。

ところで大分トリニータ、えらい事になりました。累積損失11億円、債務超過5億6000万円、来年1月末の借入金12億円、詰んでます。他のJチームも大変厳しい経営となっていますが大分の場合はもう経営が苦しいなんてレベルを通り越してましたね。観客動員数も激減するだろうし、地元経済界もお金出すのは厳しいだろうし。J1残留のみがこのサイクルを回す打ち出の小槌だったのですね。

現保有選手で1000万円を超える年棒の選手はほぼ全員放出(ベンチ入りほぼ全員)スタジアムの変更(ビッグアイ→近くの球技場?)クラブハウスや練習場の変更、ユース・ジュニアユースの運営を縮小、徹底的な人員削減、それでもサポーターが5000人は来ないと黒字かは難しそうな・・・唯一の利点は九州の開催が多いことかな(泣)遠征費は前泊無しで当日移動になるんでしょうね。7年間のJ1経験は裏を返せばJ2時代の苦労を忘れているスタッフが多い事になります、裸一貫で新たな出発、本音では潰れた方が楽なのになと思いますが。Jリーグも情にほだされて選択誤った気がします。

何だか暗い話しばかりですね、九州勢頑張ろうぜ!

2009年11月17日

悲喜こもごもです。

大分トリニータ、やっちゃいました。昨年の栄光からまさかの大転落。J1の座を陥落した事でまずいのだろうなと言う気はしていたのですがまさかの展開。ナビスコ優勝した時点でこの展開を予想した人は世界中に誰一人いなかったでしょう、それ位凄いインパクト。大分ユースの子とかどうするんだろう、以前、岐阜が再生する時に確か15人くらい人員削減して高校生や大学生をしこたまトップ昇格させた気がする。もし仮に存続できたとしたらトップ昇格の可能性が広がる・・・って全然ポジティブな話しじゃないな。

ロアッソ熊本は井原監督、中山ゴン(600万w)、巻にオファー。存在感あるなぁ。全員仮に来ちゃったら応援しちゃいそうな面子ですらある。藤田好きだし。

ニューウェーブ北九州は現在3位、次節にも昇格かも。

鳥栖はとりあえず監督が辞めて動き無しか・・・

んで、アビスパの動きが静か過ぎる。篠田監督も続投か辞任か未だわからず、飛ばし記事に俊敏に反応してガックリ来てたんで、余計にやきもきする。水面下で交渉中なんだろうけど早く知りたい、水戸ちゃんの試合が終わった後にバタバタ動くのだろうか。しかし、大分の件を見るとうちも悪いけどまだまだマシに思えるからダメだね。どっちも悪いんだぜー。

移籍市場も段々と動きが出てきてこれからが面白くなるね、来季に向けての展望が早く知りたいところです。最近Twitterのお陰でサッカー関係(特にアビスパ)の情報が凄く入りやすくなってる。便利だなー、Twitter。

2009年11月16日

オトン、サッカー場へ行こう!



吉崎エイジーニョさんの作品、サッカーマガジンで連載されたものが書籍化されました。

テーマは「日本高齢化社会とサッカー」。
<2007年問題(団塊世代の一斉定年退職)>に際し、その後の老親との時間のすごし方において、いかにサッカーが貢献できるかを考えた作品。郷里・北九州で暮らす67歳のオトンが、定年退職後家にこもりがちになってしまった。在職中は頑固で、常に威厳を発していた父がめっきり老け込み、やせ細ってゆく。息子である33歳の作者(東京在住)は、なんとか外の世界に接してほしいと考えた。携帯電話をプレゼントしたが、ダメ。デジカメで「外の景色を撮ってみたら」と言ったが、ダメ。MP3プレーヤーを渡して「外で聞けよ」と言ったが、効果なし。そこで思いついたのが……
<自分自身が子供の頃から熱くなってきた世界に誘うのはどうだ?>
月一回東京から帰省し、地元JFLクラブ ニューウェーブ北九州の試合観戦に誘い出すことを決意した・・・・・オトンは元来、大の読売巨人軍好きにもかかわらず・・・・・

お父さんもジャーナリストだったんですね、カエルの子はカエルでしょうか。北九州の話しと言う事で興味深く読みました、サッカーの話しは本題ではないのですが、親子のやり取りには、はっとさせられる事も多かったです。まだ現在進行形の話しでもちろんオチもありません 、正直、書籍化するのはちょっと早かったのでは?もう少し色々なエピソードやサッカーを好きになっていくお父さんの話しも読んでみたかったので肩透かしというか・・・特に現在ニューウェーブ北九州は3位と健闘しているだけに惜しい!「日本高齢化社会とサッカー」はとても興味のあるテーマなだけにこれからも頑張って欲しいです。

舞台は北九州ですが、地域問わず、スポーツ問わず定年後の趣味や生き方に興味がある人は読んでみても楽しいのではと感じました。引用に老いてからの思考ロジックの変遷等が書かれていて他人事とは思えない雰囲気を醸し出している一冊です。

我が家は母親もサッカーが好きでTV観戦は欠かさずにしているが、俺のサッカー話は聞きたくないみたい。理由は「いつでもサッカーの話しをしてるから」だって。オカン、サッカー場に・・・寒いから行かん!ってさ(笑)

2009年11月15日

結実



本日は福岡Jアンクラスの昇格決定戦in小郡陸上競技場へ。晴天とは行きませんでしたが雨の心配も無く、寒さもそれほどでは無かったので安心しました。こういう大一番ではとにかく不確定要素が不安になります。1時間前に到着、競技場を臨むとすでにサポーターが、当然といえば当然なのですが気合も入るってもんです。





アップ中の選手達、とてもリラックスした様子。みんなが声をかけながら体を動かしていくのですが、監督のうれし泣きを想定して「最後に泣くなよー」とか言いながらパス回ししたり、監督も「何だー!」と笑顔で応戦、とてもこれからの激闘前とは思えず、良い流れを感じました。しかし、本当に雰囲気の良いチームです。

で、肝心の試合開始。今回はあまり内容を問うようなゲームは無く、とにかく2戦通しての勝利のみが至上命題。ラインはずるずる下がる事は無く積極的に押し上げていましたが、ワントップにボールが収まらず厳しい展開、前半はポスト直撃が一本と決定的な一対一が2本あった記憶が・・・ 正直な話ここで一点入っていたら流れは変わっていたでしょう。それもサッカー。今回は女神がこちらに微笑みました。

後半も流れは変わらず、キーパーのミスから失点後、10分ほどはボールが足につかない展開。全体的なジャッジもやや高槻寄りの印象、あと一歩が出ないのでそういう風に見えてしまうのでしょう。それでもこの嫌な時間をしのぎきると徐々にアンクラスの運動量が上回り何度かチャンスを演出します。どうしても最低あと2点は必要な高槻、決定的チャンスも慎重になって決めきることが出来ません。焦りのためかキックの精度も落ちてきて悪循環に陥ります。

結局このまま守りきったアンクラスが0-1敗戦も逃げ切り見事昇格決定!!悲願達成にスタンドも盛り上がりまくり、監督や選手達も安堵と喜びの笑顔で昇格の報告をスタンドへ。



「祝 悲願達成」まさに選手や関わった関係者全員の気持ちのこもった勝利だったと感じました。 来年はこれで晴れてディヴィジョン1で戦うことが出来ます!ちょうど観戦している後方に選手の親御さんとおぼしき方達が座っていらっしゃったのですが、本当に実感のこもった応援に感情移入してしまい、喜びもひとしおでした・・・いや、俺は何もしてないんだけど(汗)

息子に感想を聞くと、やはり川村選手の動きに感心しきり。ピンチを察知していち早くボールに寄せ、奪ってからもタメを作る動きや正確なパス、ドリブルからの判断の良いシュート。あれで骨折して痛み止め飲んでのプレーって言うんだから凄い、今はとにかく休んで治療に専念して下さい。

ちなみに息子がユニフォームが欲しい!サインが欲しい!としきりに言っていたのですが何と所持金が1,000円しかない事が判明し購入できず。嫁さんも俺が持っていると思ってのんびり構えていたとの事。すみません、来期は必ずTシャツとタオル購入します・・・

という事で、無事昇格を決めたアンクラスですが、喜びと同時に来期の不安も頭をよぎります。今回勝利した高槻はデヴィジョン1では勝利を収める事が出来ませんでした、その相手にほぼ互角か圧される内容。今回の敗戦も0-3でおかしくない展開でしたので来期の展望は厳しい、良くも悪くも川村選手のチームなのでそこを抑えられた時の戦術は未知数。資金難のため効果的な補強は望むべくも無く、現有戦力での残留を目指す戦いとなるのでしょう。来期はレベスタおよび博多の森球技場での開催が多くなると思うので、微力ですが応援で少しでも後押しできればと。来期はJ2に北九州と大分が。女子もアンクラスが。何だか観戦の楽しみがグッと増えますね。

2009年11月13日

For Respect

ちょっと愚痴です。昨日嫁さんと話していたら、サッカー保護者のお母さんが「今のアビスパの試合を子供に見せるのは悪影響になるかもしれない」なんて主旨のことを話していたそうで。そのお母さんが思ったのではなく、誰かの受け売りかもしれないけどとっても残念というか寂しい気持ちになる。電車で中学生が「雑魚スパ」って言ってた時と同じ位のガッカリ感。

別にいいんだけどさ、何でも肯定して応援し続けるだけがサポーターではないし、言う人は言う人位で流しておけば。でもさー、もう少し選手に対してリスペクトする気持ちとか無いのかな。確かに今期はクラブ創設以来の最低順位で終わってしまうので仕方ないかもしれないけど、今プレーしている選手って選ばれた人たちなんだぜ?子供の頃は天才!って言われていた人達が集まって一生懸命プレーしてるわけだよ。上のレベルを求めたらキリが無いけど確実にスポーツエリート達な訳だ。

俺たちが好きで見ているサッカーを誰よりも好きで大好きで上手になりたいと思って、一生懸命頑張った結果ここでプレーをしているんだよな、おまけに負けて生活が危うくなるのは選手な訳だ、別に負けたってサポーターの給料が下がったなんてのは聞いた事が無い。

こういう悪い時もクラブには必ずあるはず、今常勝と呼ばれているチームも低迷した時期はあったし、昔常勝と言われていたチームが今は見る影も無いなんてのも周知の事実。良い時もあれば悪い時もある、その時なりの楽しみ方を教えて楽しく観戦する事は決してマイナスにはならないと思う。フロントはマジ勘弁して欲しいけど(苦笑)子供は残酷で弱いチームと思うとなかなか愛着を持てなかったりするけど、それでも見に行って応援していくにつれ選手の名前やお気に入りのプレーを覚えていくもの、それが地域密着なんじゃないのかな?

アビスパも頑張ってJ1に上がって、そこで地位を築けばアンクラスもアビスパレディースになるだろうし、それで地域のサッカー熱はもっと盛り上がるはず。頑張ろうぜー、アビスパ!!

2009年11月12日

新聞を切り替えてみた。



うちは何故か昔から朝日新聞一筋。まー、大抵の家庭は親の影響で新聞を読み始めるのでそこに疑問を持つ人ってのもあんまりいないのかもしれないが。家を出て一人暮らしするようになって、寮にいた頃は新聞は談話室(懐かしい・・・)にあった新聞を読んでいたが、その後も何と無く朝日新聞を購読していた。

モバイルが好きでネットにはまった昨今も新聞というか活字に対する思い入れはあって、読書と新聞はなるべく欠かさず読むようにしているんだけど、福岡に来て早や12年(だっけ?)とうとう地元の西日本新聞に鞍替えする事と相成りました。 理由は・・・地元情報が満載だから。ベタな理由なんだけどやっぱり地方には地方新聞が良いなぁと。

変な話、今回の市橋容疑者の事件なんかでも、大阪に潜伏していた事よりも福岡に居た時期のほうが気になるじゃないですか。そこら辺を欠かさずフォロー、朝日新聞にももちろん地方版はあるんだけど、やはり1~2ページでは弱い。もっと中央であった事を福岡ではどう捉えているかが知りたいのです。

思えば神奈川に住んでると、ある意味東京中心の新聞はそのまま地方版ともいえるわけです。食べ歩きの番組なんかも神奈川に居る時は「ここ美味そうだなー」とか思っていた番組も福岡にいると遠すぎていまいちぴんと来ない。それなら地方ローカルの番組の方が良いもんね。

それでも何となく朝日新聞を読んでいたのですが、理由はやはり「慣れ」かな。惰性ともいうが。それを打ち破るエポックな出来事がありまして、それがiPhoneアプリの「産経新聞」だったり。iPhoneアプリは日経新聞や朝日新聞もそれぞれ出していて、ヘッドラインを読めるようになっているんですが、産経新聞の凄いところはそのまま一紙がDL出来る事。広告除いて完全に読めます。この産経新聞は東京版なので、中央目線で物事が書かれている、西日本新聞で見た情報で気になったものを産経新聞で読んでみる事が出来る。これが超便利。もちろん新聞各社ごとの社風があるので微妙に違ったりするのもまた楽しい。スポーツ面とかは如実に見える。




二誌購読するのは正直もったいない気がするし(笑)ちょうど良い立ち居地のアプリ。正直MacbookTouchとか出ちゃったらこれのみで大丈夫な気すらするんだけど・・・しかし、画面は小さいし、保存は出来ないので(ホーム画面撮影で切り抜きみたいなのは可能だけど)短所はあるけど、ここまで太っ腹で提供しちゃって大丈夫なのか?なんて心配するほどの出来。

そんなこんなで長年愛読してきた朝日新聞に別れを告げて西日本新聞と産経新聞を見比べる生活に入ったのでした。

2009年11月10日

新モデル発表

本日、ドコモとソフトバンクから冬モデルの発表があった。各社共に意欲的な商品展開になっているそうだが、全く食指が伸びない。iPhone買っちゃったから・・・ それを差し引いても今回の発表に興味が沸かないのはやっぱりWindowsMobileもAndroidも次期モデルの狭間だからだな。Windowsは今から6.5を選ぶ理由が全く見つからない。おとなしく7待ちだろうし、Androidもまだまだこなれている感は無く、この先の成長に期待が持てるが開発途上のOS。一年後にはどちらも使えるレベルになっている事を切に願うのだが。

んで、気になったのがソフトバンクモバイルのWi-fi構想。何でも駅やマックやホテルやそこら辺のランドマークにWi-fi立てまくってやるぜ発言を孫様がしているらしい。今まででも逼迫するトラフィックを分散する為に、家庭内の無線ルーターを安価で発売したり、帯域制限をしたりして随分と腐心している様だがこの策が果たして吉と出るのか?

個人的にはFON位までAPが増えれば良いんだろうけど難しいだろうね、現在のインフラでWi-fiは機能しているとは言い難いと思うし、集まるところに1個置いたところで快適に使えるレベルには程遠いと思う。所詮はマスコミ向けのポーズに過ぎないだろう。

しかし、来年夏に発表を待つMicrosoft、Appleのタブレット端末に気をとられ、モバイル端末に対する物欲が全く湧かない状況。現状iPhoneですっかり満足している事も多分に影響している。こんなに興味が無い時期はちょっと記憶に無いなぁ。ま、散財しなくて済むので全く問題ないんだけどそれはそれで寂しかったりもするのです(笑)

2009年11月9日

福岡Jアンクラスを考える

と、言う事で、アンクラスを観戦してなでしこリーグの興味が深まったところで、湧き上がった謎を調べてみました。

(お題)なんでデヴィジョン1・2計16チームで運営しているのに入れ替え戦がデヴィジョン1の8位チームなのだ!!

恥ずかしながらこれすらも知りませんでした。と言うか最大の謎なのに(汗)来期よりなでしこリーグはデヴィジョン1を10チーム、デヴィジョン2がチャレンジリーグと名を変えて東西6チームの計12チームにて運営していくそうです。そして2年間は入れ替え戦はデヴィジョン1の最下位と東西リーグ覇者の1チームが自動入替になる様子。試合数も8チームの3回総当りから10チームの2回総当りに変更。それに追加してカップ戦が開催されるとの事。その後、2012年にはデヴィジョン1が12チームに拡大して2013年には入れ替えが下位2チームが対象となってきます。

運営のほとんどをボランティアで賄い、遠征費などの不足分を自腹で補っているチーム運営側にとっては下位リーグの縮小は急務だったのでしょう。アンクラスもスポンサーの獲得に大変苦労している様子。

それを加味して考えると今回のタイミングで昇格出来るか否かは非常に大きな分岐点になる事がわかります。今回で昇格できれば少なくとも3年間は最下位にならなければデヴィジョン1で経験を積む事が出来る。10チームのうち入れ替え戦に臨んだFC高槻は未勝利3分けの勝ち点3にてダントツの最下位(失礼)今回アンクラスが入れ替え戦で勝利してデヴィジョン1に上がっても相当な苦戦が予想される事は想像に難くありません、現在昇格が決まっているデヴィジョン2の上位2チームとは実力差は均衡しているので、現実的にはこの3チームで残留をかけた椅子を奪い合っていくものと予想されます。そこで最下位1チームが落ちるか2チームなのかは非常に大きな違いになります。

昇格したチームが上位リーグのレベルに対応して行くには最低3年は必要になると思いますので、このタイミングで昇格出来れば現実路線で育成を考えたチーム作りが可能になるかと。実際、スポンサーの獲得にもデヴィジョン1で行える事は非常にセールスポイントになるのでここは是が非でも昇格しておきたい所。もし逃したら東西リーグ12チームのうち椅子は一つ、実力的には抜けているとは言え狭き門には変わりありません。

今のアンクラスの置かれている状況を考えて、ますます今週末の試合の重大さを確認しました。これは是が非でも応援に行かなくては!!!

11/9 追記
福岡Jアンクラスの年間予算が4000万円のうち1400万円ほどしか集まっていないという情報を見ました。アビスパ福岡が今期予算11億円が来期9億円になるそうな。いや、規模も試合数も違うので単純比較はしませんが、魂のこもったプレーをするアンクラスの試合を見ているともう少し何とかならないのかなと思いますね・・・

2009年11月8日

週末もろもろ

今週末は土曜日が午前中に子供たちの練習、ゲームをやる時間を長くとり、ポジションの確認をする。これからは個人の技術にプラスして全体でゲームを作っていく意識をつける。パスを多用し局面から逃げるのではなく、空いているところに展開してそこから個人で仕掛ける勇気を持たせる。思ったよりも子供たちの意識が高く安心。これならある程度形になるのも近いかな。午後からはまったり読書。

日曜日は朝練、1対1の基本をおさらい。ディフェンスの際のマークのつき方、体の入れ方がわかってないので集中的に教える。シュート練習がしたいというのでご希望通りお付き合い。何本打っても試合のプレッシャーには程遠いので実際使える練習ではないのだけれど、やりたい事を気持ちよくやるのもイメージ付けには良いかな。もちろん軽く負荷はかけたけど。

午後からはアビスパvs甲府戦へ。レベスタ正面で息子のスクールのコーチに会ってビックリ。U-16の引率に来ていたみたい、んで、席に着く前にスクールの上級生の父兄に会って二度ビックリ、しかも息子さんがフェアプレイフラッグを持つと聞かされ3度ビックリ。そんなこんなで着席して観戦。試合内容は・・・ こんな素敵な試合が出来るなら早くやってよ!と(笑)高橋、ジャンボのアベックゴールに大興奮でした。守っては丹羽が体を張ったプレーでピンチの芽を摘み、終わってみれば2-1、完勝といって良いでしょう。チームの子供たちも観ていたので強いアビスパが見せられて良かった。




アンクラスもアウェーで見事3-0の完勝!今日は福岡デーでしたね。来週の小郡は行けそうなので楽しみにしておきます。いや、正直こりゃ決まりでしょ。今月は今後も息子のチームの練習試合や高校サッカー福岡予選も大詰め、アンクラスやアビスパも。そういえばトレセンコーチの講習会もあったな・・・ 忙しくなりそうです。って全部サッカーかよ(汗)

犯罪小説家



雫井脩介さんの新作。賞を受賞した作家がその作品の映画化を受けて気鋭の脚本家と出会い、そこから作品に対する異常ともいえる執着心を持つ脚本家とのやり取りが始まります。が・・・ 無駄に長いというか。正直短編で良かったかな、冗長な文章と感情移入できないストーリー展開にげんなり。読むのが苦痛でした。この人の作品は好きなので何とか読みましたが最後まで展開は変わらず。何か路線が変わってきてるのかな?期待はずれでした。

2009年11月7日

テロリストのパラソル


 藤原伊織さんの乱歩賞、直木賞のW受賞作品。この人の作品はほとんど読んでるんだけど何故か代表作は読む機会に恵まれずやっと読む事が出来ました。印象は、手の平の闇と作風変わらないなーと(笑)この人特有のダメなおっさん賛歌が作中にほとばしっております。ダメなおっさんを支える勝気な美少女、でもおっさんやる時はやるよと。

作品自体もとても面白く読む事が出来ました、途中展開は読めてしまうものの、登場人物がいきいきと動いているので楽しく読み進めることが出来ます。良作でした。

グラスホッパー



 伊坂幸太郎初期の作品。前回王求くんの冒険に感情移入できなかった身としては、これこそ伊坂ワールドだろうと。初っ端から奥さん亡くなってる主人公のドタバタ劇からスタートし、何人もの殺し屋が出て、残酷な描写も多いんだけどそれを不思議とさらっと読ませるのが流石です。読後感も悪くなく読んで良かったなぁと。

しかし、この人の作品は身近な人の死や喪失体験がベースになっている作品が多いね。ともすれば重いテーマを笑い飛ばす登場人物の生き方がうらやましく映ります。無理に我慢するのではなく、それはそれで受け止めた後に「それでも生きていくしか無いじゃん」というスタンス。共感します。

2009年11月6日

篠田監督退任

松井がMVPだったり日本シリーズが盛り上がっていたりしますが、予想していた事とは言え寂しいニュースが。篠田監督が来年の契約を更新せずに東京Vのコーチとして就任する事がほぼ確実になったようです。とは言え、心の中ではちょっと安心?している面も。続投して欲しい気も当然あったんだけど、やはり監督経験の無い中でいきなりの就任だった事もあり、経験不足は否めない所でありました。結果が出ていない事もあり、辛抱強く使っていた選手器用に懐疑的な向きもありましたし、そこで逆風の中で監督を続けるよりは一度勉強しなおす意味でもコーチ就任の方が良いのかなという気はあり。

願わくばアビスパで新監督の下で修行して欲しい所でしたが、現監督が残ってコーチに降格では気持ちでわかってはいても内心忸怩たる思いはあるでしょうし、新監督とてやりにくいでしょう。川勝監督の下、東京Vの再生に力を発揮していつの日か福岡に戻ってきて欲しい所です。

経験の無い中、アビスパの為に火中の栗を拾う選択をして指揮を取り続けた篠田監督。結果は残念でしたがその決断と練習中の指導する姿勢も自分は好きでした。お父さんがシーズン中に亡くなられて考えるところもあったのかもしれません、今までアビスパ福岡を支えてくれて本当に有難うございました、そしてお疲れ様でした。

2009年11月3日

決定力不足に悩むのは

日本代表だけじゃないよ!と言う訳でリーグ第5節終了しました。結果は2勝1分け、最終戦にまさかのスコアレスドローなり。またもや息子号泣、って何回泣いてるんじゃい!(笑)エースストライカーの子が怪我のためお休み。そのためって感じでもなかったけど一点が遠かった。

全体のボールを運ぶ動きが希薄、みんなゴール前の美味しいところで待ちすぎ。 本当は息子にバイタルエリア近くでの仕事をして欲しいんだけど、そこまでボールが来ないのでチャンスメークに徹する。正直、ストレス溜まるだろうな。助けも無いし。まー、教えてないことは出来ないしそれもまたサッカーなんで良い勉強じゃないかと。

止める技術が全く向上していない3年生に少し危機感を覚える。練習見たいけど1・2年生担当なんで歯がゆいところでござるよ。 仕方ないか・・・1対1は強くなってるけどね。

その後はスクールの練習、流石に息子はバテバテ。これも仕方ないかー、そればっかだな!帰ってきて風呂に入って今日の反省会、飯食ってる途中から半分眠たそう・・・布団に入ったら「お父さん、今日はマッサージしてよ!」と言われいんちきマッサージしたらそのまま就寝。寝る前に「お父さん、僕本当はもっとドリブルしたいよ、シンプルに繋ぐサッカーだけじゃ勝てないよ・・・」と一言。わかるよ、俺もそう思うよ。形にこだわる余り点を取る事をおろそかにしたら本末転倒、もう少し意識改革せないかんなと思いながら焼酎飲んで22時には就寝したのでした(笑)

2009年11月1日

アンクラスに括目せよ!

えー、本日はダブルヘッダーで試合観戦に行ってきました。小雨振るあいにくの天気でしたが、幸い大雨にはならず。11時から高校サッカー小倉vs東海大五、13時からは昇格のかかったアンクラス戦。

小倉は一回戦で試合振りを見て非常に好感の持てるチームだったので応援へ、堅守から速攻への切り替え、チーム戦術が非常にしっかりいていてある意味嫌らしいチーム(良い意味です)10番が左サイドでためを作ると緩急がついて攻撃のバリエーションが増えますが、押し込まれている時間でもワイドに蹴り込んだボールをツートップの一角が飛び込んでキープ→カウンターへと持ち込む強者への戦い方が出来るチームなので飽きません。特に前線のボールへのひたむきさがとても伝わってくるのでますますファンになってしまいました。

結果は惜しくも0-1で敗戦、終了10分前にセンターからのFKをゴール前でピンポイントに合わせたヘディングがそのままゴールへ。流石は強豪校、一瞬の隙を見逃しません。再三チャンスをつくり、互角に戦った末の敗戦でした。今後も注目してみようと思います。

その後はレベスタへ移動、アンクラス戦を観戦です。カテゴリ問わず小学生~プロまで観るのが好きなのですが、実はアンクラスの試合は今回が初観戦。昇格のかかった一戦と言うこともあり、予想以上にお客さんが入っていました。



大まかな試合展開は清水が守り、福岡が攻め込むという形。清水がワントップに当ててその後サイドに展開しようとしていたようですが、トップに全くと言っていいほどきれいにボールが収まらず苦戦する展開に、前半は福岡の4バックがフラットになっていたのですが、ワントップのみの単調な攻撃なのを見て後半から両SBが高い位置取りをする形に。これが功を奏して俄然福岡ペースになった気がします。清水もトップ下を交代してリズムを作ろうとしますが、ボランチのフィードが福岡に渡るシーンが多くリズムをつかみきれませんでした。試合は後半開始5分ほどで10番の花田選手が左から持ち込んでシュートが決まりこれが決勝点に。

印象に残ったのが10番の花田選手と23番の川村選手、トップとボランチを試合中に頻繁にポジションチェンジして精力的なフリーランニングと裏へ飛び出す動きで相手を撹乱、特に川村選手はキープしてためを作るとほとんどボールを奪われず、攻守にわたって大活躍していました。チーム全体に丁寧につなぐ意識が高いチームですね。惜しむらくは後半の数回にわたる決定機を決め切れなかった事でしょうか、後半途中監督の指示?で9番の藤本選手に早いクロスを何本か入れていましたが、攻撃のバリエーションがもう少し増えれば更に魅力的なチームになるのではと感じました。

ともあれ、運営の方の頑張りや選手のひたむきさがとても伝わってきて感動的な試合を見せてもらいました。試合後も選手と親御さんとのやり取りや、選手とサポーターとの会話、監督の談話などから様々な苦労が垣間見られ、応援Tシャツ買っておけば良かったなーとか感じた次第、惜しくも今回は勝利したものの、勝ち点でわずか及ばず入れ替え戦に回りますがここは是非とも昇格して欲しい。試合後の撮影会?もわざわざ選手がスタンドまで上がってきてくれる徹底ぶり、凄いです。



女子の試合は判断力が速く、スキルフルですがプレースピードは男子と比較してゆっくりなので、今度は是非息子達ちびっ子軍団を連れて応援に馳せ参じたいなと。トラップやキックのフォームの綺麗さ、体の入れ方など非常に参考になるなと、アンクラスの選手の頑張りでとても満足な休日になりました。